レコードをスナップショットリンクとして保存、送信スナップショットリンクを使用して、検索条件を実行したときの状態で対象レコードを取得して保存することができます。ファイルは、ファイル名拡張子 .fmpsl の付いた FileMaker Pro Snapshot Link(FMPSL)形式で保存されます。FMPSL ファイルをメールで他の人に送信することもできます。スナップショットリンクは、レイアウト、表示、ソート順、モード、ツールバー表示の切り替えなど、現在の対象レコード ID を、元の検索条件を実行したときの状態で含みます。スナップショットリンクファイルは、ローカルまたはリモートのレコードを含むことができます。
1. スナップショットリンクとして保存するレコードを検索します。検索条件の指定を参照してください。検索を実行しない場合は、現在のテーブルのすべてのレコードが FMPSL ファイルに含まれます。
3. [レコードをスナップショットリンクとして保存] ダイアログボックスで、デフォルトファイル名(現在のウインドウに表示されている、.fmpsl ファイル名拡張子付きの名前)に同意するか、別の名前を入力します。
4. [保存:] で、[対象レコード] を選択し、すべての対象レコードを保存します。[現在のレコード] を選択し、現在のレコードのみを保存します(この例では、対象レコードは保存されていませんが、現在のレコードや、レイアウト、表示、ソート順など他のすべての状態も保存されます)。
5.
6. [保存] をクリックします。
7. スナップショットリンクを電子メールで送信することを選択した場合は、FMPSL ファイルが添付された空白の電子メールメッセージが、デフォルトの電子メールアプリケーションで開きます。ヘッダ情報を入力してメッセージを送信します。
• スナップショットリンクは、レコードの検索に使用された検索条件は含みません。データベースの現在の情報に基づくレコードを見るには、検索条件を再度作成する必要があります。
• スナップショットリンクのレコード(現在のレコードを含む)がファイルを作成した後に削除された場合利用可能なレコードのみが表示されます。
• データベースにスナップショットリンクのレイアウトが存在しない場合やレイアウトが別のテーブルに関連付けられている場合、レコードは表示されません。
• スナップショットリンクを使用するすべてのユーザに、レイアウトおよびレコードについて適切なアクセス権があることを確認してください。
• レイアウトの切り替え、スクリプトの実行、スクリプトトリガへの対応など、データベースを開いたときに実行する処理が設定されている場合は、それらの処理は、スナップショットリンクを開く前に実行されます。
• スナップショットリンクを開くときに、データベースウインドウがロックされて非表示の場合は、対象レコードは表示されません。データベースの1つ以上のウインドウのロックを解除して表示し、同じ操作を繰り返してください。
• FileMaker Pro Advanced で作成したランタイムソリューションではスナップショットリンクはサポートされません。
• スナップショットリンクを作成したときに[現在のレコード]が選択された場合は現在のレコードのみが表示され、データベースの状態(使用したレイアウト、表示、ソート順など)が復元されます。[対象レコード]が選択され、ウインドウに対象レコードがなかった場合はその時点で存在したレコードのみが表示されます。スナップショットリンクの作成後に作成されたレコードは表示されません。
• FileMaker Pro 11 で作成されたスナップショットリンクファイルは、以降のバージョンとの互換性がありません。また、以降のバージョンで作成されたファイルにも、FileMaker Pro 11 で作成されたファイルとの互換性はありません。レコードを検索した元データベースを変換して、スナップショットリンクを作成し直す必要があります。FileMaker Pro 11以前のデータベースの変換を参照してください。