ファイル拡張子によって、すべてのランタイムソリューションファイルがランタイムアプリケーションに関連付けられます。コンピュータ上に複数のランタイムデータベースがある場合には、ファイル拡張子とバインドキーにより、ソリューションファイルをダブルクリックしたときに適切なランタイムアプリケーションを起動することができます。 ユーザのコンピュータシステムに固有の拡張子を使用してください。
すべてのファイルが、Developer ユーティリティで指定した拡張子を使用するように自動的に更新され、ファイル名に拡張子が付加されます。リレーションで使用される FileMaker データソース参照、スクリプト、および値一覧も、新規ファイル名に対応して更新されます。
拡張子によってランタイムアプリケーションが Windows オペレーティングシステムに登録されます。Windows は、拡張子を使用してソリューションファイルをダブルクリックしたときに起動するアプリケーションを判別します。Developer ユーティリティは、バインド処理中にランタイムデータベースソリューションのすべてのデータベースファイルに拡張子を追加します。
Mac OS では、拡張子の最初の3文字は、ランタイムアプリケーションのクリエータコードで使用されます。クリエータコードは、Mac OS の他の古い技術の一部で使用されていますが、Mac OS が様々なランタイムアプリケーションの違いを判断できるように固有である必要があります。クリエータコードはランタイムアプリケーション内にのみ保存されます。
クリエータコードは4文字なので、Developer ユーティリティは、拡張子の最初の3文字を使い、最初の文字の後に大文字の"F"を挿入してコードを作成します。たとえば、デフォルトの5文字の拡張子「fmpur」は「fFmp」クリエータコードになります。クリエータコードでは大文字と小文字が区別されます。
拡張子が固有でない場合、Windows のレジストリ競合の原因となる可能性があります。たとえば、ランタイムデータベースソリューションの拡張子として .fmp12 を使用し、ユーザのハードディスク上に FileMaker Pro がインストールされている場合、すべての FileMaker Pro ドキュメントアイコンがランタイムアイコンに変更されます。さらに、FileMaker Pro ドキュメントは、FileMaker Pro アプリケーションを自動的に開かなくなります。
ドキュメントアイコンを元の FileMaker Pro ドキュメントアイコンに戻すには、次の操作を行います。