Get (ウインドウ上位置)

スクリプトが実行されているウインドウの外辺から画面の上端まで (Windows) またはメニューバーの下端まで (macOS) の縦方向の相対距離を表す数値 (ポイント単位) を返します。

構文 

Get (ウインドウ上位置)

引数 

なし

戻り値のデータタイプ 

数字

起点バージョン 

7.0

説明 

カードウインドウを除き、macOS では基準座標系の原点は、メニューバーの下の画面の左隅です。Windows では原点は、画面の上端です。負の値は、メニューバーの背面に隠れて非表示となっているウインドウ上部を示します。

カードウインドウの場合、原点は親ウインドウのレイアウトの一番上です。負の値は親ウインドウのレイアウトの一番上より上にあるカード上部の一部分を示します。

メモ 

  • スクリプトが実行されているウインドウは、一番手前のウインドウではない場合もあります。

  • FileMaker WebDirect では、この関数はカードでのみサポートされています。

  • Windows オペレーティングシステムでは、ウインドウに幅と高さを持つ境界線が表示されます。ウインドウを操作する関数とスクリプトステップは、境界線の外側のウインドウの外辺を参照します。ただしウインドウが最大化されると Windows オペレーティングシステムが境界線を画面の縁の外側に押し出します。そのため最大化されたウインドウでは境界線の幅が 8 ポイントの場合に Get (ウインドウ上位置) と Get (ウインドウ左位置) のそれぞれが「-8」を返します。

例 1 

アクティブなウインドウの外辺が画面の上端 (Windows) またはメニューバーの下端 (macOS) から 52 ポイントの位置にある場合、「52」を返します。

アクティブなウインドウの外辺が画面の上端 (Windows) またはメニューバーの下端 (macOS) に接する位置にある場合、「0」を返します。

スクリプトの例は、[新規ウインドウ] スクリプトステップを参照してください。