Get (トリガジェスチャ情報)
OnGestureTap スクリプトトリガをアクティブにするジェスチャの詳細を返します。
構文
Get (トリガジェスチャ情報)
引数
なし
戻り値のデータタイプ
テキスト
起点バージョン
13.0
説明
Claris Pro (Windows)、Claris Go、FileMaker Pro (Windows)、および FileMaker Go でのみ、この関数はこれらの項目の一覧を返します:
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OnGestureTap スクリプトトリガによってスクリプトが起動されたことを示す、文字列「Tap」
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タップカウントを示す値
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タップするのに何本の指が使用されたかを示す値
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ジェスチャが発生したドキュメント内の X 座標
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ジェスチャが発生したドキュメント内の Y 座標
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ジェスチャが発生したオブジェクトの名前 (オブジェクトの名前付けを参照)
座標 (0,0) は、レイアウトパート最上部の左上隅の位置です。
複数の指によるジェスチャの場合、返された座標はジェスチャの中心点を示します。
リスト形式では、返される座標は全体リスト内のタップの場所を反映します。たとえば、レイアウトに高さ 50 ポイントのヘッダ、高さ 200 ポイントのボディ、高さ 25 ポイントのフッタがあり、一覧に 1000 レコードがある場合、レイアウト全体の高さは 200,075 ポイントです。一覧の下部の近くをタップすると、座標 (21,199140) が返される場合があります。
この関数は、次のジェスチャの値を返します:
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1、2、または 3 本の指でのシングルタップ (iOS または iPadOS)
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1 本の指でのダブルタップ (iOS または iPadOS)
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2 本の指でのタップ (Windows)
OnGestureTap スクリプトトリガがアクティブにされていないときにこの関数が実行されると、空の文字列が返されます。
メモ
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FileMaker WebDirect ではこの関数はサポートされないため空の文字列を返します。
例 1
3 本の指によるタップでスクリプトが起動され、ジェスチャが「OK」というオブジェクト名のボタンの座標 (400,600) で発生した場合、この関数は次を返します:
Tap
1
3
400
600
OK