計算式が定義されているオブジェクトの内容を返します。
Self
なし
テキスト、数字、日付、時刻、タイムスタンプ
FileMaker Pro 9.0
Self 関数は、オブジェクトを明示的に参照することなく、関連付けられているオブジェクトの内容を参照できる計算方法を提供します。Self 関数を使用して、異なるオブジェクトに適用できる 1 つの計算式を作成することができます。
Self 関数は、条件付き書式設定、ポップアップヘルプ、プレースホルダテキスト、[次の場合にオブジェクトを隠す] インスペクタオプション、[タイトル] および [ヘルプ] のアクセシビリティインスペクタオプション、およびフィールド定義計算 (入力値の自動化や制限に使用する計算式など) でのみ使用できます。
この例の式では、フィールドへの入力値が 10 より大きい場合、テキスト書式を設定するためのオブジェクトの条件付き書式パネルの中で使用することができます。
self > 10
は、10 より大きい値のレイアウトフィールドオブジェクトの場合は「1」(真) を返します。
次の例では、レイアウトオブジェクトのポップアップヘルプの計算で、0 よりも小さい値が入力されているかどうかによって異なるポップアップヘルプテキストを表示します。
if (self < 0 ; "ゼロより小さい値" ; "ゼロまたはゼロより大きい値")