マージフィールドを使用すると、フィールドデータと定型書簡、ラベル、封筒、契約書といったドキュメントのテキストを組み合わせることができます。マージフィールドはテキストブロックで作成するので、固定のテキストとフィールドデータを同時に使用することができます。
マージフィールドは、各レコードのフィールドに含まれるテキストの長さに合わせて拡大/縮小されます。次に例を示します:
•フィールド <<氏名>> が「様」というテキストの前にある場合 (つまり「<<氏名>>様」)、「氏名」フィールドに「田中純生」というテキストが入力されていると、ブラウズモードまたはプレビューモードでは「田中純生様」と表示されます。
•マージフィールド自体が 1 行のテキストである場合は、そのマージフィールドに表示するデータがないと (宛先ラベルの「住所 2」フィールドにデータがない場合など)、テキストブロックから空の行が取り除かれ、テキストが見やすくなります。
メモ ブラウズモードでは、マージフィールドのデータの入力や編集はできません。データを入力するには、データ入力が可能な標準のフィールドを含む異なるレイアウトを使用します。
1. レイアウトモードで次の操作を行います:
•マージフィールドを含む新しいテキストブロックを作成するには、矢印のポインタでテキストブロックを表示する位置をクリックします。
•既存のテキストブロックにマージフィールドを挿入するには、ステータスツールバーのテキストツール をクリックしてから、テキストブロック内をクリックしてマージフィールドを挿入する位置に挿入ポイントを配置します。
2. [挿入] メニュー > [マージフィールド...] を選択します。
3. [フィールド指定] ダイアログボックスで、挿入するフィールドを選択します。
関連テーブルのフィールドを選択するには、フィールド一覧の上にあるテーブル一覧からテーブルを選択します。または [データベースの管理] を選択して、新しいフィールド、テーブル、またはリレーションシップを作成します。
4. [OK] をクリックします。
テキストブロック内に二重の半角山形カッコ (<<) と (>>) で囲まれたフィールド名が表示されます。
5. クイック検索に対してマージフィールドを有効または無効にするかどうかを選択します。詳細については、クイック検索の設定を参照してください。デフォルトでは、マージフィールドは検索に含まれています。
マージフィールドでクイック検索が有効な場合、マージフィールドで参照されるフィールドのみが検索に含まれます。たとえば、マージフィールド [出発地 <<出発都市>>] がクイック検索に対して有効であり、「出発都市」フィールドのレコードにニューヨークが含まれているとき、ニューヨークを検索するとそのレコードが検索されますが、ニューヨークから出発を検索しても、レコードは検索されません。
•フィールド名を << と >> の記号とともに選択し、Backspace キーか Delete キー (Windows) または delete キーか del キー (macOS) を押します。
1. レイアウトモードで、ステータスツールバーの選択ツール をクリックします。
2. テキストブロックを選択します。
3. インスペクタの場合:
•テキストの書式を設定するには、外観 タブを使用します。テキストの書式設定を参照してください。
•数字、日付、および時刻の書式を設定するには、データ タブを使用します。レイアウトモードでのフィールドオブジェクトの書式設定と設定を参照してください。
•必要に応じて、マージフィールド間に句読点、空白、改行、およびテキストを挿入できます。<< と >> との記号の間に、余分な文字を入力しないように注意してください。
•<<フィールド>> のように、フィールド名を半角山形カッコ (<< と >>) で囲んで入力すると、マージフィールドを直接テキストブロックに挿入できます。半角のクォーテーションマークは使用できません。
•ブラウズモードで書式設定 (スタイル、色、サイズなど) をテキストフィールドの内容に適用すると、マージフィールドが別のレイアウトで使用されている場合でも、その書式設定はそのテキストフィールドに基づいてマージフィールドにも適用されます。
•ブラウズモードおよびプレビューモードでは、テキストブロックのサイズに収まるだけのテキストが表示および印刷されます。多くの場合、マージフィールドに表示されるデータの情報量はフィールドごとに異なるため、テキストブロックの内容が欠けたり、完全には表示されない場合があります。必要に応じて、テキスト全体が表示されるようにテキストブロックのサイズを変更します。テキストブロックのサイズ変更の詳細については、オブジェクトの形とサイズの変更を参照してください。
•また、マージ変数を使用してデータを表示できます。レイアウトへのマージ変数の挿入を参照してください。