Sum
目的
フィールド内の空白を除いた有効な値すべての合計を返します。
構文
Sum ( フィールド {; フィールド...} )
引数
フィールド - 任意の
関連フィールド、
繰り返しフィールド、複数の非繰り返し
フィールドのセット、またはフィールド、繰り返しフィールド、複数の非繰り返しフィールドのセットを返す
式。
中カッコ { } 内の引数はオプションです。
戻り値のデータタイプ
数字
起点
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明
フィールド には、次のいずれかを指定することができます。
•繰り返しフィールド ( 繰り返しフィールド )
•レコードが
ポータルに表示されるかどうかに関係なく、
( テーブル::フィールド ) で指定される一致する
関連レコードのフィールド
•レコードにある複数の非繰り返しフィールド
( フィールド1 ; フィールド2 ; フィールド3... ) •繰り返しフィールドの結果が同じ繰り返し数以上で返された場合は、レコードの繰り返しフィールド ( 繰り返しフィールド1 ; 繰り返しフィールド2 ; 繰り返しフィールド3 ) の対応する繰り返し数
•( テーブル::フィールド1 ; テーブル::フィールド2 ;... ) で指定される最初の一致レコードの複数のフィールド。異なる
テーブル ( テーブル1::フィールドA ; テーブル2::フィールドB...) からフィールドを含めることができます。
メモ
•参照するフィールドが繰り返しフィールドの場合、Sum 関数は、最初の繰り返しフィールドの合計、2 番目の繰り返しフィールドの合計というように結果を返します。
例
「送り状」テーブルに、品目を示すポータルがあります。
Sum ( 品目::価格) は、請求書の全品目の金額を合計します。
「請求時間」テーブルには、プロジェクトの作業時間を示すポータルがあります。「時間」は時刻フィールドです。
Sum ( 時間::請求可能時間 ) は、プロジェクトにかかった請求可能な合計時間数を返します。したがって、ポータルに 40 時間と 15:30 時間と示されている場合、請求可能な合計時間数は 55:30 または 55 1/2 です。
次の例の説明
•フィールド1 は 2 つの繰り返しフィールドで、1 と 2 という値が入力されています。
•フィールド2 は 4 つの繰り返しフィールドで、5、6、7、8 という値が入力されています。
•フィールド3 には、6 が入力されています。
計算結果が繰り返しフィールドでない場合
•Sum ( フィールド2 ) は「26」を返します。
•Sum ( フィールド1 ; フィールド2 ; フィールド3 ) は「12」を返します。
計算結果が繰り返しフィールドの場合
•Sum ( フィールド2 ) は、繰り返しフィールドの最初の繰り返しに「26」を返します。
•Sum ( フィールド1 ; フィールド2 ; フィールド3 ) は、繰り返しフィールドの場合は「12」、「8」、「7」、「8」を返します。
関連項目