Developer ソリューションのドキュメント化 (FileMaker Pro Advanced)
FileMaker Pro、FileMaker Pro Advanced、またはスタンドアロンの Runtime データベースソリューションのどちらで開く必要があるデータベースであっても、データベースソリューションにドキュメントを用意する必要があります。データベースソリューションにドキュメントを用意する場合、印刷したマニュアル、オンラインヘルプシステム、ソリューションのどのレイアウトからでも利用できる [情報 (「About」スクリーン)]
レイアウトなど、複数の方法があります。
データベースソリューションの内容、使用方法、および詳細情報の参照先を示す「情報 (「About」スクリーン) 」と「ヘルプ」のカスタムレイアウトを作成します。続いて、カスタムメニューユーティリティを使用して、[情報] レイアウトと「ヘルプ」レイアウトを開くメニューコマンドに、
スクリプトを設定します。
メモ FileMaker Pro と FileMaker Pro Advanced のヘルプシステムは、Runtime アプリケーションでは利用できません。ただし、ステータスバーのヘルプ (Windows) およびヘルプタグ (macOS) は利用できます。
「情報 (「About」スクリーン)」レイアウトの作成
Runtime データベースソリューションの場合、テクニカルサポートの連絡先を示す「情報 (「About」スクリーン)」レイアウトを作成することが FileMaker Pro Advanced ソフトウェアライセンスで指定されています。
「情報 (「About」スクリーン)」レイアウトを作成するには、次の操作を行います。
2. [レイアウト名] に、[<ソリューション> について...] と入力します。
3. [空白レイアウト] を選択します。
4. [完了] をクリックします。
5. レイアウトに、ロゴ、ロゴ以外のグラフィック、および会社の情報を含めます。
6. ソリューションファイルがパスワードで保護されているどうか、または完全アクセス権が取り除かれているかどうかをユーザに通知するためのテキストを含めます。
8. ユーザがメインファイルのメインレイアウトに戻るためのボタンを作成します。
9. [スクリプト] メニュー > [スクリプトワークスペース...] を選択して、「情報 (「About」スクリーン)」レイアウトへ移動するスクリプトを作成します。
10. スクリプト名に「について...」という言葉を含めます。
Runtime アプリケーションの起動時に「情報 (「About」スクリーン)」レイアウトを表示するには、次の操作を行います。
1. データベースソリューションのメインファイルを開きます。
2. [ファイル] メニュー > [ファイルオプション...] を選択します。
3. ファイルオプションダイアログボックスの [開く] タブで、[表示するレイアウト] を選択し、一覧から 「情報 (「About」スクリーン)」を選択します。
カスタムヘルプレイアウトの作成
ソリューションの使用方法やデータの入力方法を説明した「ヘルプ」レイアウトを作成します。レイアウトを作成したら、ヘルプシステムを表示するソリューションのメインファイルにスクリプトを作成します。カスタムメニュー機能を使用して、作成したスクリプトを [ヘルプ] メニューのコマンドとして利用できるようにします。
ソリューションをドキュメント化する Web ページを作成するには、Web ページを開く Web ビューアをヘルプレイアウトに設定します。
印刷版ドキュメントの追加
エンドユーザにデータベースソリューションをインストールする方法についての手順を提供する必要があります。明記する必要のある事項の一覧を次に示します。
•最小限の機器とソフトウェア要件
•バンドルされたソリューションのインストール方法
•カスタムファイルのインストール方法
•インストールしている可能性のあるソフトウェアの使用方法
•バンドルソリューションのインストール
•ソリューションファイルの解凍
•ヘルプシステムの使用方法
•テクニカルサポートへの問い合わせ方法
重要 Runtime データベースソリューションが損傷した場合に、印刷版のドキュメントまたはテキストファイルに記載されたテクニカルサポートの電子メールアドレスや電話番号にユーザがアクセスできることを確認します。これは、データベースファイルが損傷すると、ソリューションの「情報 (「About」スクリーン)」レイアウトにアクセスして連絡先を確認できなくなる可能性があるためです。
さらに、次の項目も含めることをお勧めします。
•ソリューションファイル (Runtime アプリケーションを除く) の名前を変更しないこと、および、変更するとソリューションを実行できなくなる可能性があることをユーザに通知します。
関連項目