アップグレードされた Runtime ソリューションへのデータのインポート (FileMaker Pro Advanced)
顧客の Runtime ソリューションをアップデートしている場合、古い Runtime ファイルの
レコードのインポートをユーザに許可する
スクリプトを、新しい Runtime ソリューションに追加することができます。古いファイルは、まず新しいファイル形式に変換する必要があります。
メモ アップグレードされた Runtime ソリューションを作成する際には、古い Runtime ソリューションで使用した拡張子とは異なる拡張子を使用します。
アップグレードしたソリューションでデータをインポートできるように準備するには、次の操作を行います。
1. 新しい Runtime ソリューションのデータベースファイルが含まれるフォルダの中に、「古いソリューションファイル」という名前のフォルダを作成します。
2. 古い Runtime ソリューションのデータベースファイルのコピーを「古いソリューションファイル」フォルダに置きます。
3. アップグレードされたそれぞれのファイルに、古いソリューションファイルを変換して新しいファイルにレコードをインポートするスクリプトを作成します。
スクリプトの機能には、次のスクリプトステップを含める必要があります。
•ファイルを変換 [<旧バージョンのソリューションファイル名>]
•レコードのインポート [<旧ファイル名と新しいソリューションの拡張子>]
•ファイルを閉じる [<旧ファイル名と新しいソリューションの拡張子>]
4. ボタンを追加してスクリプトを有効にします。
5. アップグレードされた各ファイルに対して、手順 3 と 4 を繰り返します。
6. Developer ユーティリティを使用して、新しい Runtime データベースソリューションに、アップグレードされたソリューションファイルをバインドします。
7. Runtime アプリケーションでボタンをテストします。
サンプルデータを使用して、レコードが正しくインポートされ、データが適切なフィールドにインポートされることを確認します。
8. ボタンが含まれる新しいソリューションファイルを頒布します。
9. 新しいソリューションファイルへのデータのインポート方法をユーザに説明するドキュメントを用意します。
ユーザは、古いファイルを「古いソリューションファイル」フォルダにコピーし、新しいファイルのボタンを使用して古いファイルを変換し、新しいソリューションファイルにレコードをインポートすることができます。
関連項目