TextFontRemove
目的 
テキストのすべてのフォント、またはフォント名、またはフォント名およびフォントスクリプトの組み合わせで指定されたフォントを削除します。
構文 
TextFontRemove ( テキスト {; 削除対象フォント ; フォントスクリプト } )
引数 
テキスト - 任意のテキスト式またはテキストフィールド
削除対象フォント - テキストで表された任意のフォント名
フォントスクリプト - 指定された言語の表記に必要な文字が含まれる文字セットの名前
中カッコ { } 内の引数はオプションです。
メモ  フォントスクリプト引数はダブルクォーテーションマーク(“ “)で囲みません。 この引数には、次の「説明」のセクションに示されている任意の値を指定することができます。
戻り値のデータタイプ 
テキスト
起点 
FileMaker Pro 8.0
説明 
この関数を使用してテキストをフィールドのデフォルトに戻します。フォントを指定しない場合、すべてのテキストは、フィールドのレイアウトモードで設定されたデフォルトのフォントで表示されます。フォントが削除対象フォントまたは削除対象フォントフォントスクリプトの組み合わせで指定されている場合、指定されたフォントのみがそのフォントで表示されているテキストの各部分から削除され、テキストのそれらの部分はフィールドのデフォルトのフォントで表示されるようになります。
フォント名のスペルは正しい必要があります。返されるフィールドタイプがテキストでない場合、書式設定オプションは使用されません。
FileMaker Pro によって、指定されたフォント名およびフォントスクリプトの文字セットに一致するフォントが検索されます。一致するフォントが見つからない場合、FileMaker Pro は、[ 環境設定] ダイアログボックスの [ フォント] タブで指定されているフォントスクリプトのデフォルトフォントが検索されます。デフォルトフォントも見つからない場合、TextFontRemove 関数は、[ 環境設定] ダイアログボックスの [ フォント] タブで指定されているシステムスクリプトのデフォルトフォントを使用します。このフォントは、指定されたフォントスクリプトとは異なる可能性があります。
次のフォントスクリプトを使用できます。
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TextFontRemove ( “Arial テキストおよび Courier テキスト” ) は、フィールドのデフォルトのフォントで表示されている「Arial テキストおよび Courier テキスト」を返します。
TextFontRemove ( “Arial テキストおよび Courier テキスト” ) ; “Arial” ) は、「Arial テキストおよび Courier テキスト」を、Arial フォントを使用するすべてのフォントスクリプトArial テキスト の語句から Arial フォントを削除して返します。
TextFontRemove ( “Arial テキストおよび Courier テキスト” ; “Arial” ; キリル語 ) は、「Arial テキストおよび Courier テキスト」を、キリル語の文字セットから Arial フォントを削除して返します。
関連項目 
関数リファレンス(種類順)
関数リファレンス(名前順)
計算式について
関数について
計算フィールドの定義
計算式での演算子の使い方
テキストの書式設定