VarianceP
目的 
フィールド内の空白を除いた母集団分散値を返します。
構文 
VarianceP ( フィールド {; フィールド...} )
引数 
フィールド - 任意の関連フィールド繰り返しフィールド、複数の非繰り返しフィールドのセット、あるいはフィールド、繰り返しフィールド、または複数の非繰り返しフィールドのセットを返す
中カッコ { } 内の引数はオプションです。
戻り値のデータタイプ 
数字
起点 
FileMaker Pro 7.0
説明 
母集団分布の分散値によって、どの程度分布が広がっているかを測定することができます。フィールド には、次のいずれかを指定することができます。
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繰り返しフィールド( 繰り返しフィールド )
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(テーブル::フィールド) で指定される一致する関連レコードのフィールド。これらのレコードがポータルに表示される場合もされない場合も対象となります。
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レコードにある複数の非繰り返しフィールド ( フィールド1 ; フィールド2 ; フィールド3...)
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繰り返しフィールドの結果が同じ繰り返し数以上で返された場合は、レコードの繰り返しフィールド ( 繰り返しフィールド1 ; 繰り返しフィールド2 ; 繰り返しフィールド3 ) の対応する繰り返し数
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( テーブル:: フィールド1 ; テーブル::フィールド2 ;...) で指定される最初の一致レコードの複数のフィールド。異なるテーブル ( テーブル1 :: フィールドA ; テーブル2::フィールドB...) からフィールドを含めることができます。
数式
 
ポータルに、「点数」フィールド内の関連する値 5、6、7、8 が表示されています。
VarianceP ( テーブル:: 点数 ) は、「1.25」を返します。
次の例の説明
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1つの値の分散値は定義されないため、Variance ( フィールド4 ) はエラーとなります。
VarianceP ( フィールド1 ; フィールド2 ; フィールド3) は、計算式が繰り返しフィールドの場合は「4.66666666...、6.22222222...、2.25、4」を返します。
学生のデータを使った例
2つのクラスの学生がテストを受けます。クラス1は 70、71、70、74、75、73、72 という点数を取り、クラス2は 55、80、75、40、65、50、95 という点数を取りました。 この場合、各クラスの母集団分散値は、次のようになります。
クラス1: 3.26530612...
クラス2: 310.20408163...
クラス1の点数はより密集しているため、クラス1の母集団分散値はクラス2の母集団分散値よりもはるかに低くなります。
関連項目 
関数リファレンス(種類順)
関数リファレンス(名前順)
計算式について
関数について
計算フィールドの定義
計算式での演算子の使い方