ユーザによる強制終了を許可
目的 
[オン] (デフォルト)に設定されている場合は、ユーザがスクリプトを終了するのを許可し、[] に設定されている場合はユーザがスクリプトを終了できないようにします。
構文 
ユーザによる強制終了を許可 [<オンまたはオフ>]
オプション 
 •
[オン] では、Esc キー(Windows)またはコマンド-.(ピリオド)(Mac OS)を押すとスクリプトを強制終了できます。
 •
[オフ] では、Esc キー(Windows)またはコマンド-.(ピリオド)(Mac OS)を押してもスクリプトを強制終了できません。
互換性 
 
スクリプトステップを実行する場所 
サポート 
FileMaker Pro 
はい 
FileMaker Server スクリプトスケジュール 
はい 
FileMaker Go 
はい 
カスタム Web 公開 
はい 
インスタント Web 公開 
はい 
ランタイムソリューション 
はい 
起点 
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明 
デフォルトでは、[ユーザによる強制終了の許可] がスクリプト全体に対してオンに設定されています。つまり、Esc キー(Windows)またはコマンド-.(ピリオド)(Mac OS)を押すことにより、ユーザがスクリプトを停止することができます。ユーザがスクリプトを終了できないようにするには、[ユーザによる強制終了を許可] スクリプトステップを使用して、それを [オフ] に設定します。FileMaker Pro はスクリプトが実行を終了した後に[ユーザによる強制終了を許可] を自動的にオンにします。
 
特定の方法以外の方法では操作できないようにするには次のスクリプトステップを使用します。
ユーザによる強制終了を許可 [オフ]
残りのスクリプトは、永久に終了しない無限ループスクリプトとして作成します。[ユーザによる強制終了を許可] スクリプトステップを最初のステップとして使用すると、ユーザはファイルを閉じたりアプリケーションを終了することができなくなります。
次のスクリプトステップは、データベースが開かれたときに3秒間、「ようこそ」の画面を表示し、続けてデータ入力レイアウトを表示します。ユーザはこの「ようこそ」の画面の表示をキャンセルすることはできません。
ユーザによる強制終了を許可 [オフ]
レイアウト切り替え [「ようこそ」]
スクリプト一時停止/続行 [間隔(秒):3]
レイアウト切り替え [「データ入力」]
ユーザによる強制終了を許可 [オン]
次のスクリプトは、すべてのレコードに顧客番号が入力されていることを確認し、入力されていないレコードがある場合は、警告音でユーザに知らせて番号が入力されるまで待機します。このスクリプトはデータベースが閉じられるときに実行されます。 ユーザがこの処理をキャンセルすることはできません。
ユーザによる強制終了を許可 [オフ]
レコード/検索条件/ページへ移動 [最初の]
Loop
If [IsEmpty ( テーブル1::顧客番号フィールド )]
警告音
スクリプト一時停止/続行 [制限時間なし]
End If
レコード/検索条件/ページへ移動 [ 次の ; 最後まできたら終了]
End Loop
ユーザによる強制終了を許可 [オン]
関連項目 
スクリプトステップリファレンス(名前順)
スクリプトステップリファレンス(種類順)