XML FMPXMLRESULT 文法
FMPXMLRESULT 文法には、レコード数、フィールドタイプ、フィールド書式など、FMPDSORESULT 文法にない、データベースに関する追加の情報が含まれます。これらの要素と属性は、
XML を正しく検証するために必要となります。
FMPXMLRESULT 文法は、この文法で提供される METADATA 情報が必要な場合に使用します。FileMaker Pro では、FMPXMLRESULT 文法でのインポートとエクスポートの両方がサポートされているため、この形式は、複数の FileMaker Pro ファイルの間でデータを転送する場合に便利です。
METADATA 要素には1つまたは複数の FIELD 要素が含まれ、各 FIELD 要素には1つのフィールド / 列の情報が含まれます。この情報には、データベースで定義されているフィールドの名前、フィールドタイプ、空白フィールドの使用可否(EMPTYOK 属性)を指定する Yes または No、および繰り返しフィールドの最大数(MAXREPEAT 属性)が含まれます。フィールドタイプに対して有効な値は、TEXT、NUMBER、DATE、TIME、および CONTAINER です。
RESULTSET 要素には、XML 内のレコードデータを指定する ROW 要素がすべて含まれます。各 ROW 要素には、対象レコード内の1つの行に対するフィールド / 列データが含まれます。これには、行のレコード ID、行の修正 ID、および行内の1つのフィールド / 列のデータを含む COL 要素が含まれます。(複数の DATA 要素は、繰り返しフィールドまたはポータルフィールドの値の1つを表します)。
XML のエクスポートでは、オブジェクトフィールドデータのエクスポートはサポートされません。
COL 要素の順序は、METADATA 要素内の FIELD 要素の順序に対応します。 たとえば、METADATA に「First Name」、「Last Name」、および「Department」要素が記述されている場合、「Joe」、「Smith」、および「Engineering」が同じ順序で RESULTSET ROW に記述されます。
次に、FMPXMLRESULT 文法における XML データの例を示します。この文法の DTD (文書型定義)の詳細については、
fmpxmlresult_dtd.htm ファイルを参照してください。 このファイルは、FileMaker Pro アプリケーションがインストールされているフォルダ内の「日本語エキストラ/サンプル/XML ドキュメンテーション」フォルダにあります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><FMPXMLRESULT xmlns="http://www.filemaker.com/fmpxmlresult">
<ERRORCODE>0</ERRORCODE>
<PRODUCT BUILD="5/23/2002" NAME="FileMaker Pro"
VERSION="7.0"/>
<DATABASE DATEFORMAT="MM/dd/yy" LAYOUT="summary"
NAME="Employees.fmp12" RECORDS="23" TIMEFORMAT="hh:mm:ss"/>
<METADATA>
<FIELD EMPTYOK="NO" MAXREPEAT="1" NAME="First Name" TYPE="TEXT"/>
<FIELD EMPTYOK="NO" MAXREPEAT="1" NAME="Last Name" TYPE="TEXT"/>
<FIELD EMPTYOK="YES" MAXREPEAT="1" NAME="Department" TYPE="TEXT"/>
</METADATA>
<RESULTSET FOUND="2">
<ROW MODID="47" RECORDID="34">
<COL>
<DATA>Joe</DATA>
</COL>
<COL>
<DATA>Smith</DATA>
</COL>
<COL>
<DATA>Engineering</DATA>
</COL>
</ROW>
<ROW MODID="89" RECORDID="78">
<COL>
<DATA>Susan</DATA>
</COL>
<COL>
<DATA>Jones</DATA>
</COL>
<COL>
<DATA>Marketing</DATA>
</COL>
</ROW>
</RESULTSET>
</FMPXMLRESULT>