フィールドの索引オプションの定義
FileMaker Pro では、フィールドに保存された単語または値の一覧である索引を作成することができます。索引を使用して、関連テーブルを検索したり連結することができます。索引を作成すると検索にかかる時間は短くなりますが、ファイルサイズが大きくなります。
FileMaker Pro では、次の2つの索引を使用して異なる処理が行われます。
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値の索引は、テキスト、数字、日付、時刻、およびタイムスタンプのフィールドと、これらのタイプの結果が返される計算フィールドに対して作成することができます。関連レコードを連結する場合や、数字、日付、時刻、タイムスタンプ、および計算のフィールドで検索を実行する場合に、値の索引が使用されます。値の索引は、改行文字で区切られた各テキスト行を取り込み、UCA(Unicode 照合アルゴリズム)に従って、行に含まれるすべての文字から生成された、1次文字重みを持つ最初の 100 文字までを使用して作成されます。詳細については、索引設定またはソートの言語の選択を参照してください。
メモ  カタカナとひらがなが全角または半角で区別されない日本語の照合を使用する場合、一部の動作はデータソースまたはドライバに依存します。このことは、アクセント記号付きのローマ字にも当てはまります。
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単語の索引は、検索に使用されるテキスト結果を返すテキストフィールドと計算フィールドに対してのみ作成することができ、単語索引は、フィールド内の固有な単語をそれぞれ保存することによって作成されます。テキストフィールドに含まれる固有な単語がそれぞれ単語索引に表示されるため、保存されているテキストの量が多いフィールドでは、大きな索引が作成されます。そのためファイルサイズが大きくなります。
フィールドの索引設定オプションを設定するには、次の操作を行います。
1.
データベースが開いている状態で、[ファイル] メニューの [管理] サブメニューから [データベース...] を選択します。
メモ  表形式でフィールドのオプションを設定するには、フィールドの列タイトルを右クリックし、ショートカットメニューから [フィールド] > [フィールドオプション...] を選択し、手順6に進みます。
2.
[データベースの管理] ダイアログボックスで、[フィールド] タブをクリックします。
3.
データベースに複数のテーブルがある場合、[テーブル:] リストから適切なテーブルを選択します。
4.
5.
[オプション...] をクリックするか、フィールド名をダブルクリックします。
6.
計算フィールドが選択されている場合は、[計算式の指定] ダイアログボックスが表示されます。[索引オプション...] をクリックします。
7.
 
テキストフィールドに含まれる内容の値索引、またはテキスト結果が返される計算フィールドの値索引を作成します。
テキストフィールド、またはテキスト結果が返される計算フィールドに対して、単語索引と値索引の両方を作成します。[すべて] を選択すると、数字、日付、時刻、およびタイムスタンプのフィールドや、これらのタイプの結果が返される計算フィールドに対して、フィールド値の索引が作成されます。
フィールドを使用して検索を行う場合、またはフィールドをリレーションシップの照合フィールドとして使用する場合にのみ、必要な索引を作成します。
[デフォルト言語:] 内の言語
索引設定とテキストフィールドのソートに使用する言語を指定します。各言語は、言語に固有の索引設定とソートの必要条件をサポートするように調整されます。
8.
計算フィールドで、必要な場合にのみ結果を計算するには、 [計算結果を保存せず必要時に計算する] を選択し、[OK] をクリックします。
9.
[OK] をクリックして [フィールド「(フィールド名)」のオプション] ダイアログボックスを閉じるか、別のタブをクリックして他のフィールドオプションを設定します。
メモ
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格納と索引設定のオプションは、テキスト、数字、日付、時刻、およびタイムスタンプのフィールドに定義することができます。また、テキスト、数字、日付、時刻、またはタイムスタンプが返される計算フィールドにも索引を設定することができます。
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ほとんどの計算フィールドの値は、フィールドを定義して [データベースの管理] ダイアログボックスを閉じるとすぐに保存されます。ただし、デフォルトでは、関連フィールド、集計フィールド、グローバルフィールド、または非保存の計算フィールドへの参照が含まれている計算式は保存されません。
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通常は、[なし] または [最小限] を使用し、[必要時に索引を自動設定] を選択します。
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テキストフィールドに対して [すべて] を選択すると、フィールド内のすべての単語が索引設定されるため、ファイルサイズが非常に大きくなります。レコードのインポートなどの操作でもフィールド内の各単語が索引に追加されることになるので、時間がかかります。
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[必要時に索引を自動設定] を選択すると、そのフィールドが最初に検索されたときに索引が作成されます。したがって、最初の検索では索引作成のために時間がかかります。ただし、次回からの検索では索引を使用することができるため、検索時間が短縮されます。このオプションを選択すると、リレーションシップで使用されるフィールドにも索引が作成されます。
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テキストフィールドの単語索引を設定せずに、そのフィールドを使用してリレーションシップを作成するには、[最小限] を使用し、[必要時に索引を自動設定] の選択を解除します。
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索引を設定できないようにして、ファイルサイズを小さくするには、[なし] または [最小] を使用し、[必要時に索引を自動設定] の選択を解除します。
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また、[なし] を選択して [必要時に索引を自動設定] の選択を解除すると、そのフィールドを使用してリレーションシップを作成することができないようになります。
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CD-ROM などの読み取り専用メディアにデータベースを保存する場合、十分なディスクスペースがあれば、検索に使用できるフィールドに [すべて] を設定します。
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関連項目 
フィールド索引の使用