オブジェクトフィールドのデータの操作

オブジェクトフィールドには、ピクチャ、マルチメディアファイル、録音したサウンド、データベースで管理したいどのタイプのファイルでも保存することができます。データを挿入する方法によって、オブジェクトフィールド内のデータを表示したり、操作する方法が決まります。

FileMaker Pro でサポートされているファイルについては、下の表を参照してください。


挿入する情報	操作
ピクチャ	[挿入] メニュー > [ピクチャ...] を選択し、挿入するピクチャを選択します。FileMaker Proは、フィールド内のピクチャを表示します。
QuickTime ファイル	[挿入] メニュー > [QuickTime...] を選択し、挿入するピクチャを選択します。 QuickTime ファイルの内容がオブジェクトフィールドに表示されます。QuickTime のムービーやサウンドのファイルを挿入すると、標準の QuickTime コントロールでムービーを再生できます。
オーディオファイルまたはビデオファイル	インタラクティブオブジェクトの場合は、[挿入] メニュー > [オーディオ/ビデオ...] を選択し、挿入するファイルを選択します。次に、フィールド内のオーディオまたはビデオのファイルを再生できます。オブジェクトフィールド内のオーディオ/ビデオファイルの詳細については、インタラクティブオブジェクトの内容の操作を参照してください。
サウンド	[挿入] メニュー > [QuickTime...] を選択し、サポートされている形式でサウンドファイルを選択します。標準のQuickTtime コントロールを使用してサウンドを再生できます。サウンドを録音してオブジェクトフィールドに保存するには、[挿入] メニュー > [サウンド...] を選択します。
PDFファイル	インタラクティブオブジェクトの場合は、[挿入] メニュー > [PDF...] を選択し、挿入するPDFファイルを選択します。詳細については、インタラクティブオブジェクトの PDF ファイルの操作を参照してください。
ファイル	[挿入] メニュー > [ファイル...] を選択し、挿入するファイル(スプレッドシートファイル、ワード文書ファイルまたは追跡しようとするその他のファイルタイプ)を選択します。オブジェクトフィールドにファイルのアイコンおよび名前でなく実際の内容を表示します。

メモ Keynote ファイルなどのパッケージされているファイルをオブジェクトフィールドに挿入するには、パッケージされているファイルをアーカイブするか、zip で圧縮します。


ピクチャが挿入されたオブジェクトフィールド	ファイルが挿入されたオブジェクトフィールド

FileMaker Pro では、次のピクチャ、オーディオ/ビデオ、QuickTime、サウンドの形式がサポートされています。


ピクチャの形式	オーディオ/ビデオの形式	QuickTime形式	サウンドの形式
Encapsulated Postscript（.eps）	AIFF オーディオファイル(.aif, .aiff)	AVI（.avi）	AIFF（.aif）
FlashPix（.fpx）	AVI ムービー(.avi)	Cubic VR	AU
GIF（.gif）	MP3 オーディオファイル (.mp3)	DV（.dv）	オーディオ CD データ（Mac OS）
JPEG/JFIF（.jpg）	MPEG-4 オーディオファイル(.m4a)	FLC	MP3（.mp3）
JPEG 2000（.jp2）（Mac OS）	MPEG-4 ムービー(.mp4)	Karaoke（.kar）	SoundFont 2（.sf2）
MacPaint（.mac）（Mac OS）	MPEG ムービー(.mpg, .mpeg)	Flash 5 (.flv)	Sound（.snd）
PDF（.pdf）（Mac OS）	MPEG-4 ビデオファイル (.m4v)	MPEG（再生）	WAV（.wav）
Photoshop（.psd）	QuickTime ムービー(.mov, .qt) (以下のメモを参照)	QuickTime ムービー（.qtm）
PICT（.pct）	Sun オーディオファイル(.au)	QuickTime VR
PNG（.png）	WAVE オーディオファイル(.wav)	バーチャルリアリティ（VR）
QuickTime イメージファイル（.qt）	Windows メディアオーディオ(.wma)
SGI（.sgi）	Windows メディアビデオ (.wmv) (下のメモを参照)
Targa（.tga）
TIFF（.tif）
Windows ビットマップ（.bmp）
Windows メタファイル/拡張メタファイル（.wmf/.emf）（Windows）
PICT（.pct）

メモ

•	QuickTime ムービー (.mov, .qt) 形式の場合:

•	Windows: QuickTime のインストールが必要です。QTVEなどの形式はサポートされていません。

•	Mac OS: QTVE などの形式はサポートされていません。

•	Windows メディアビデオ (.wmv) 形式の場合:

•	Mac OS: Flip4Mac のインストールが必要です。

•	[挿入] メニュー > [QuickTime...] コマンドでは、QuickTime でサポートされているすべてのメディアファイル形式（ムービー、サウンド、グラフィックファイルを含む）がサポートされています。

•	オブジェクトフィールドの内容をファイルにエクスポートすることができます。エクスポートしたファイルを自動的に開くか、電子メールで送信することを選択することもできます。フィールドの内容のエスクポートを参照してください。

•	非常に大きなファイルをオブジェクトフィールドに挿入すると、進捗状況を示すダイアログボックスが表示されます。ファイルの挿入をキャンセルするには [キャンセル] をクリックできます。