デザイン関数

デザイン関数は、開いているデータベースファイルの構造に関する情報を返します。たとえば、開いているデータベースのすべてのレイアウトやフィールドの名前を判断することができます。

デザイン関数の引数として、次を使用できます:

  • 「顧客」などのファイル名または「Jack」などのテキスト
  • 「レイアウト名」のようなレイアウト
  • Left (テキスト ; 文字数) のようなその他の関数

メモ 

  • FileMaker Pro は、デザイン関数によって返される情報を、関数がデータベースファイルを評価するときに有効になっているアクセス権セットに従って制限します。データベースファイルへのアクセスの付与の詳細については、アクセス権セットの作成と編集を参照してください。
  • ファイル名引数について:
    • デザイン関数は指定されたファイル名で開かれた最初のファイルの結果を返します。
    • ピリオドを含むファイル名を指定する場合は引数にファイル拡張子を含めてください。そうでない場合、関数でファイル名のピリオドがファイル拡張子の起点と解釈され、正しい結果が出ない可能性があります。
    • ファイル名を指定しない ("") 場合、関数は現在のファイルの結果を返します。

関数

機能

DatabaseNames

コンピュータで開いているすべてのファイルの名前の一覧を返します。

FieldBounds

各フィールドの境界線の位置 (ポイント単位)、およびフィールドの回転角度を返します。

FieldComment

指定したフィールドのコメントを返します。

FieldIDs

ファイル名とレイアウト名のすべてのフィールド ID の一覧を返します。

FieldNames

ファイル名のレイアウト名にあるすべてのフィールドの名前の一覧を返します。

FieldRepetitions

繰り返しフィールドの繰り返し数と方向をレイアウトの書式設定に基づいて返します。

FieldStyle

ファイル名ファイルのレイアウト名上のフィールド名に適用されているフィールドの書式を返します。

FieldType

フィールド名に関する情報を返します。

GetNextSerialValue

ファイル名のフィールド名の次のシリアル番号を返します。

LayoutIDs

ファイル名のすべてのレイアウト ID を返します。

LayoutNames

ファイル名のすべてのレイアウト名を返します。

LayoutObjectNames

ファイル名のレイアウト名上のすべての名前の付いたオブジェクトの名前の一覧を返します。

RelationInfo

テーブル名に直接関連する各リレーションシップに対して、4 つの値の一覧を返します。

ScriptIDs

ファイル名のすべてのスクリプト ID を返します。

ScriptNames

ファイル名のすべてのスクリプト名の一覧を返します。

TableIDs

ファイル名のすべてのテーブルオカレンス ID の一覧を返します。

TableNames

ファイル名のリレーションシップグラフで使用されているすべてのテーブルオカレンスの一覧を返します。

ValueListIDs

ファイル名のすべての値一覧の ID の一覧を返します。

ValueListItems

値一覧にあるすべての値を返します。

ValueListNames

ファイル名のすべての値一覧の名前の一覧を返します。

WindowNames

現在開いているウインドウの名前の一覧を返します。