1 つのファイルの変換および複数ファイルの変換
ファイルを Claris Pro 形式 (Claris Pro のみ) または FileMaker Pro 12 形式 (FileMaker Pro のみ) に変換する場合:
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他のファイルから関連データを表示しないスタンドアロンのデータベースファイルには、1 つのファイルの変換方法を使用します。
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複数の関連ファイルで構成されるデータベースを変換する場合、または多数のファイルを素早く変換する場合は、複数ファイルの変換方法を使用します。
拡張子の前以外に、ファイル名にピリオド (.) が含まれる場合は取り除いてください。ファイル名の中にピリオドが含まれていると、変換されたファイルに新しいファイル拡張子が追加されません。それ以外の場合は、Claris Pro では変換されたファイルに .claris 拡張子が追加されます。また、FileMaker Pro では変換されたファイルに .fmp12 拡張子が追加されます。
1 つのファイルの変換
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変換するファイルを閉じます。
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[ファイル] メニュー > [開く] を選択して変換するファイルを選択します。
または、ファイルをアプリケーションアイコンにドラッグします。
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必要に応じて [「ファイル名」の変換] ダイアログボックスで [元のファイル名変更:] を選択し、新しい名前を入力して [OK] をクリックします。
ファイル拡張子が付いている場合は古いファイルの名前を変更する必要はありません。変換されたファイルには新しい拡張子が追加されるからです。
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新しいファイルのファイル名を入力してから [保存] をクリックします。
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Claris Pro のみ: 完全アクセス権限のあるアカウントのアカウント名およびパスワードでサインインして [サインイン] をクリックします。
変換が開始した後、索引の再作成中に [無視] をクリックして索引設定を延期すると時間を短縮できます。
複数ファイルの一括変換
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変換するすべてのファイルを閉じます。
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変換されたファイルを保存する新しい空のフォルダを作成します。
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変換するファイルまたはファイルのフォルダをアプリケーションのアイコン上にドラッグします。
異なるフォルダからの複数のファイルを変換すると、変換されたすべてのファイルは同じフォルダ内に作成されます。元のファイルの場所は保持されません。ファイルの変換をより簡単に行うには、複数のファイルで構成されるリレーショナルデータベースのすべてのファイルを同時に変換します。変換後は、いずれかのファイルのセットを同じ元のファイル構造に移動できます。
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[すべてのファイルを開き、必要に応じて変換します。] を選択します。
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[指定...] をクリックして手順 2 で作成したフォルダを選択し、[OK] (Windows) または [選択] (macOS) をクリックします。
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[複数のファイルを開く] ダイアログボックスで [開く] をクリックします。
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Claris Pro のみ: 完全アクセス権限のあるアカウントのアカウント名およびパスワードでサインインして [サインイン] をクリックします。
重要 元のファイルが含まれるフォルダを選択しないでください。元のファイルが含まれるフォルダを選択すると、変換されたファイルによって元のファイルが置き換えられるのを防ぐために、変換されたファイルの名前が変更される (ファイル名に番号が付加される) 場合があります。このようにファイルの名前が変更されると、データソースが正しく変換されない可能性があり、リレーションシップやデータソースに依存する他の機能に影響します。
変換が開始した後、索引の再作成中に [無視] をクリックして索引設定を延期すると、時間を短縮できます。
「Conversion.log」ファイルの表示
ファイルを変換すると、変換したデータベースが含まれているフォルダ内の「Conversion.log」ファイルをテキストエディタで開くことができます。
「Conversion.log」ファイルには、完了した変換処理のログが記録されています。ファイルには、変換されたさまざまなファイルの構成部分を示すステータスメッセージが含まれています。変換されたファイルをテストする前にさらに手動で修正しなければならない部分を示すエラーメッセージが含まれる場合もあります。