Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1 リリースノート
2022 年 7 月
このドキュメントには Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1 に関する情報が記載されています。詳細については、プロダクトドキュメンテーションセンターを参照するか、Web サイトのサポートリソースをご覧ください。
FileMaker Cloud 2.19.4.3 リリースノート
互換性
FileMaker Cloud 2.19.5.1 は Claris FileMaker 18 および 19 プラットフォームのクライアントと互換性があります。
新機能および機能強化
メモ: 最新の機能を使用するには、インスタンスが FileMaker Cloud 2.19.5.1 にアップグレードされていることを確認してください。自動メンテナンスでインスタンスがアップグレードされない場合は、FileMaker Cloud Admin Console の [ダッシュボード] ページを使用してインスタンスをアップグレードします。
パフォーマンス
共有カスタム App の集計フィールドを FileMaker Cloud で処理できるようになりました。FileMaker Pro ヘルプの「集計フィールドの定義」を参照してください。
スクリプトステップ
FileMaker Cloud から [名前を付けて XML として保存] スクリプトステップを実行できるようになりました。XML ファイルにアクセスするには、ファイルがホストに保存された後で、[URL から挿入] スクリプトステップを使用してファイルをオブジェクトフィールドに追加します。
ログ
Admin Console の [ログ] タブを使用して次の追加のログを表示およびダウンロードできるようになりました:
- Access.log
- ClientStats.log
- TopCallStats.log
- fmsDebug.log
- fmsadminDebug.log
- fmsaseDebug.log
- fmsgetpasskeyDebug.log
- fmshDebug.log
- fmslogDebug.log
ログの詳細については、FileMaker Cloud ヘルプの「ログファイルの表示およびダウンロード」を参照してください。
修正された問題
FileMaker WebDirect
- Get (持続 ID) 関数が Cookie の期限切れのため 12 時間後に異なる値を返す。
- リスト形式のポップオーバーがあるレコードから次のレコードに一貫して更新されない。
- ポータル行がアクティブで内容を含む場合でも非アクティブまたは空白として表示される。
- Windows 上の FileMaker WebDirect で mailto リンクを使用する場合、mailto リンクの CC フィールドが空になっていると Windows 10 メールの CC フィールドで読み取れない文字になり、メッセージが送信されない。
- カスタム App 内で他のファイルウインドウに切り替えた場合、オブジェクトのアンカーが正しくレンダリングされずウインドウ内の間違った場所にオブジェクトが表示される。
- 場合によっては、ファイル名に空白または「+」が含まれていると FileMaker WebDirect でファイルのエクスポートに失敗する。
- Get (システムバージョン) 関数が呼び出された場合、FileMaker WebDirect が Microsoft Edge を Chrome と示す。
- 2 つのチェックボックスコントロールが同じレイアウト上の同じフィールドに設定されている場合、チェックボックスを選択するともう一方のチェックボックスが選択解除される。
- マージフィールドに正しい内容がレンダリングされる前に内部文字列 ID が短時間表示される。
関数
- 前のセッションで [セッション識別子の設定] スクリプトステップが実行され、現在のセッションが前のセッションの終了後 30 秒以内に開始された場合、非保存計算の Get (セッション識別子) 関数が引き続き前のセッションのセッション識別子を表示する。
FileMaker Data API
- [FileMaker Data API を実行] スクリプトステップが JSON の文字列として先頭に 0 がない負数を返す。現在は先頭にゼロを付けた負数が返されるようになりました。
- Edit Record 呼び出しの応答に、複数のポータルレコードが作成されていても最後に作成されたポータルレコードのみが含まれる。
OData
- FileMaker テキストフィールド内に改行文字があると OData が不正な JSON オブジェクトを返す。
FileMaker Admin API
- Create Schedule および Edit Schedule FileMaker Admin API 呼び出しを使用した場合、nextRun プロパティが誤った時間を返す。
一般
- 場合によっては、FileMaker Cloud にファイルをアップロードするとアップロードに失敗した場合でもインスタンスのスペースが使用される。
- オブジェクトデータに損傷した外部ファイルが含まれる場合に FileMaker Cloud がデータベースを開くことができない。
今後廃止予定の API、技術、または機能
FileMaker Cloud の進化に伴って、サポートされる技術、API、および機能の一覧に変更が生じる場合があります。この進化の一環として、特定のオペレーティングシステムのバージョン、ハードウェア、および機能が廃止になる場合があります。廃止予定になっても項目がすぐに削除されるわけではありませんが、廃止予定の技術は製品の今後のバージョンで取り除かれる可能性があるため、これらの技術からソリューションを移行する必要があります。
廃止予定の API、技術、および機能の最新情報については、ナレッジベースを参照してください。