テキスト、数字、日付、時刻、オブジェクト、計算、またはグローバルの各フィールドを繰り返しフィールドに設定すると、1 つのフィールドに複数のデータを保存することができます。
たとえば、各商品の色を保存する「色」という 1 つのテキストフィールドを作成します。この「色」フィールドを繰り返しフィールドに設定すると、各商品のすべての色を「色」フィールドに入力することができます。
メモ データのソートや挿入、または集計レポートの作成を行う場合は、繰り返しフィールドの代わりに関連テーブルやポータルを使用する方が簡単です。
1. [ファイル] メニュー > [管理] > [データベース...] を選択します。
2. [フィールド] タブをクリックします。
3. データベースに複数のテーブルがある場合、[テーブル:] の一覧から適切なテーブルを選択します。
4. 繰り返しを設定する既存のフィールドを選択するか、新しいフィールドを定義します。
5. [オプション...] をクリックするか、フィールド名をダブルクリックします。
6. [フィールド「フィールド名」のオプション] ダイアログボックスで、[データの格納] タブをクリックします。
7. [繰り返し] 領域で、[最大繰り返し数:] に数値を入力します。
計算フィールドを選択した場合は、[フィールド「フィールド名」のオプション] ダイアログボックスではなく、[計算式の指定] ダイアログボックスが表示されます。[繰り返し数:] に数値を入力します。
8. [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックします。
•レイアウトに表示される繰り返し数を変更するには、インスペクタのデータ タブを使用します。
•繰り返しフィールドには、繰り返しごとに個別の表示領域があります。繰り返しが定義されたフィールドの繰り返しフィールドでは、サイズやその他のフィールド特性は共通になります。
•FileMaker Pro Advanced の機能の中には、計算フィールド、集計フィールド、検索条件などのように、繰り返しフィールド内のすべての値を対象にするものがあります。たとえば、検索条件を作成すると、すべての繰り返しフィールド内の値、つまり現在のレイアウトには表示されない値も検索されます。また、ソートなど、その他の機能では、繰り返しフィールドの最初の値のみが対象となります。繰り返しフィールドに対して特定の機能がどのように作用するかについては、それぞれの機能のヘルプを参照してください。
•繰り返しフィールド内の値を集計してレポートを作成するのは簡単ではありません。ただし、統計関数を使用した計算式を定義すれば、レコードごとにデータを集計することができます。