リファレンス > スクリプトステップリファレンス > 切り替え/移動に関連するスクリプトステップ > ポータル内の行へ移動
 

ポータル内の行へ移動

アクティブなポータル内の行に移動します。

参照 

オプション 

[選択] オプションでは、ポータル内の全行を選択するかどうかを指定します。[オフ] の場合、ポータル内の 1 つのフィールドだけがアクティブになります。

[最初の] オプションでは、ポータル内の最初の行に移動します。

[最後の] オプションでは、ポータル内の最後の行に移動します。

[前の] オプションでは、ポータル内の現在選択されている行の 1 つ前の行に移動します。

[次の] オプションでは、ポータル内で現在選択されている行の次の行に移動します。

[次の] または [前の] が選択されている場合、[最後まできたら終了] を使用すると最後のポータル行まで処理した時点でスクリプトを終了します。[最後まできたら終了] をループ内で使用して、最後のポータル行の後でループを終了することができます。

[計算式で指定...] オプションでは作成した計算式の結果の行番号に、[ダイアログあり] を [オン] に設定している場合はダイアログボックスで確認された行番号に移動します。

互換性 

 

製品 

サポート 

FileMaker Pro Advanced 

はい 

FileMaker Go 

はい 

FileMaker WebDirect 

一部 

FileMaker Server 

一部 

FileMaker Cloud 製品 

一部 

FileMaker Data API 

一部 

カスタム Web 公開 

一部 

Runtime ソリューション 

はい 

起点 

FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン

説明 

アクティブなポータルがない場合は、レイアウト上の重なり順で見て、一番手前に設定されているポータルの指定行へ移動します。

このスクリプトステップでは、行を切り替えるときに、切り替え先の行でも現在アクティブなフィールドと同じフィールドがアクティブになるように実行されます。ポータルのフィールドが選択されていない場合は、スクリプトステップによって入力できる最初のフィールドが選択されます。

ポータル内のフィールドが選択されている場合は、このステップを使用して、ポータル内にある別の行の同じフィールドに移動することができます。たとえば、2 行目のポータル内にある 3 番目のフィールドが選択されている場合、

ポータル内の行へ移動 [選択: オフ ; 次の ; 最後まできたら終了: オフ]

を使用すると、3 行目のポータル内にある 3 番目のフィールドに移動します。

メモ 

現在のテーブルのレコードを表示するポータル内では、このスクリプトステップは [レコード/検索条件/ページへ移動] と同じ結果になります。

FileMaker WebDirect では、カーソルは指定された行の横に移動しますが、行は選択されません。

サーバーサイドスクリプト、FileMaker Data API、およびカスタム Web 公開では、[計算式で指定...] オプションはサポートされていません。

例 1 

ポータルの最後の行に移動してレコードを作成します。

フィールドへ移動 [関連請求書::集計]
ポータル内の行へ移動 [選択: オフ ; 最後の]

例 2 

ユーザにポータルの「ステータス」フィールドのバッチ更新を許可します。

ポータル内の行へ移動 [選択: オン ; 最初の]
Loop
フィールドへ移動 [選択/実行; 請求書::ステータス]
スクリプト一時停止/続行 [制限時間なし]
ポータル内の行へ移動 [選択: オフ ; 次の ; 最後まできたら終了: オン]
End Loop

関連項目 

[オブジェクトへ移動] スクリプトステップ

スクリプトステップリファレンス (名前順)

スクリプトステップリファレンス (種類順)

計算式について