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FieldType

フィールド名に関する情報を返します。

構文 

FieldType (ファイル名 ; フィールド名)

引数 

ファイル名 - 開いているデータベースファイルの名前 (ローカルまたはリモート)

フィールド名 - 指定したデータベースファイルのフィールドの名前

戻り値のデータタイプ 

テキスト

起点 

FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン

説明 

現在のテーブルとは異なるテーブルに存在するフィールドを指定するには、フィールド名を「テーブル名::フィールド名」の形式で指定する必要があります。結果には、それぞれスペースで区切られた次のような 4 種類の値が含まれます:

1 番目の値は、Standard (標準定義)、StoredCalc (保存済計算)、Summary (集計)、UnstoredCalc (非保存計算)、External (Secure) (セキュア)、External (Open) (オープン)、または Global (グローバル) のいずれかです。

2 番目の値はフィールドタイプで、Text (テキスト)、Number (数字)、Date (日付)、Time (時刻)、Timestamp (タイムスタンプ)、または Container (オブジェクト) になります。

3 番目の値は、Indexed (索引設定済) または Unindexed (索引未設定) です。

4 番目の値は、フィールドに設定された繰り返しの最大回数です (フィールドが繰り返しフィールドではない場合、値は「1」になります)。

例 1 

「顧客」データベースファイルで、「電話番号」フィールドが最大 3 回繰り返されるテキストフィールドとして定義されていて、索引オプションが変更されていない場合、FieldType ("顧客" ; "電話番号") は「Standard Text Unindexed 3」を返します。(ほとんどのフィールドは、そのフィールドで検索が実行されたときに索引が設定されます。)

例 2 

「顧客」データベースファイルで、「現在の残高」フィールドが、索引の設定されている保存された数字計算フィールドとして定義されている場合、FieldType ("顧客" ; "現在の残高") は、「StoredCalc Number Indexed 1」を返します。

例 3 

「顧客」データベースファイルで、「本日の日付」フィールドが日付タイプのグローバルフィールドとして定義されている場合、FieldType ("顧客" ; "本日の日付") は、「Global Date Unindexed 1」を返します。グローバルフィールドに索引が設定されることはありません。

例 4 

「顧客」データベースファイルで、「ステートメント」フィールドが、セキュア格納を使用してデータを外部に保存するオブジェクトフィールドとして定義されている場合、FieldType ("顧客" ; "ステートメント") は、「External (Secure) Container Unindexed 1」を返します。オブジェクトフィールドは索引設定できません。

関連項目 

関数リファレンス (種類順)

関数リファレンス (名前順)

計算式について

関数について

計算フィールドの定義

計算式での演算子の使い方