各データベースファイルには、デフォルトで Admin とゲストという 2 つの FileMaker ファイルアカウントがあります。
Admin アカウントには、ファイルのすべての情報にアクセスできる [完全アクセス] アクセス権セットが割り当てられています。デフォルトでは、Admin アカウントに空白のパスワードが設定されています。アクセス権が設定されていないファイルには、自動的に Admin アカウントでログインするためのファイルオプションが設定されます。
Admin アカウントは完全に編集可能です。名前を変更したり、パスワードを割り当てたり、アカウントを非アクティブにしたり、Admin アカウントそのものを削除することができます。アカウントアクセスの作成と編集を参照してください。
警告 パスワードを修復することはできません。[完全アクセス] アクセス権セットに割り当てられているアカウント名とパスワードは忘れないように注意してください。必要に応じてメモして安全な場所に保管してください。このアカウント名とパスワードを紛失または忘れると、ファイルへのアクセスや変更ができなくなります。
ゲストとしてファイルを開くことをユーザに許可することができます。これらのユーザは、アカウント情報を指定する必要はありません。ゲストアカウントは、ファイルをゲストとして開くユーザのアクセス権を決定します。デフォルトでは、ゲストアカウントには [閲覧のみアクセス] アクセス権セットが割り当てられていますが、ゲストアカウントに必要とされるアクセス権セットを自由に割り当てることができます。
メモ FileMaker Server (パスワード保護ファイルが必要となるように構成されている場合) では、ファイルを開くときに [完全アクセス] アクセス権セットを使用するアクティブなゲストアカウントで共有ファイルを開くことはできません。FileMaker Cloud 製品ではゲストアカウントアクセスは一切許可されません。
デフォルトでは、ゲストアカウントは非アクティブになっています。したがって、[開く] ダイアログボックスのゲストオプションも無効となっており、ゲストとしてファイルを開くことはできません。ゲストアカウントを有効にすると、ゲストアクセスを許可することができます。ゲストとしてのファイルの開き方の詳細については、パスワードで保護されているファイルの開き方を参照してください。
ゲストアカウントは完全には編集できません。また、ゲストアカウントの削除、アカウント名の変更、およびパスワードの割り当てを行うことはできません。アカウントアクセスの作成と編集を参照してください。