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バックアップスケジュールにおける複数のバックアップの保持の概要

バックアップスケジュールで [保持するバックアップの数] オプションを使用して、選択したデータベースのバックアップをいくつ保持するかを指定します。最大数は 99 ですが、指定した数に達する前にマシンのディスク容量が足りなくなる可能性があります。

たとえば、1 日 1 回午後 6:00 に実行され、最大 7 つのバックアップを保持するバックアップスケジュールを作成すると、1 週間分の毎日のバックアップになります。バックアップスケジュールが実行されてから 8 日目には、FileMaker Server により初日に作成された最も古いバックアップが自動的に削除され、新しいバックアップに置き換えられます。

バックアップスケジュールが実行されるたびに、FileMaker Server は指定した [バックアップフォルダ] 内に新しいサブフォルダを作成します。新しいサブフォルダの名前は、スケジュール名と、バックアップスケジュール実行時のローカルサーバーの日時を組み合わせたものになります (例: 毎日_2018-07-25_1800)。バックアップの合計数が指定した最大数に達すると、FileMaker Server はバックアップフォルダ内にある最も古いバックアップサブフォルダを削除します。

メモ 

新しいバックアップのバックアップ先ディスクに十分な容量がない場合、FileMaker Server は最も古いバックアップサブフォルダを 1 つまたは複数削除して最新のバックアップに必要な空きディスク容量を作成します。

バックアップスケジュールの名前を変更した場合、新しい名前に合わせて既存のすべてのバックアップサブフォルダの名前が変更されます。

バックアップスケジュールのバックアップフォルダを変更した場合、FileMaker Server は既存のバックアップサブフォルダを自動的に移動することはできません。保持する最大数のバックアップにカウントするには、既存のバックアップサブフォルダを新しいバックアップフォルダに手動で移動する必要があります。

[保持するバックアップの数] の値を減らした場合、FileMaker Server は余分なバックアップフォルダを最も古いものから順に削除します。

[保持するバックアップの数] を 0 に設定すると、FileMaker Server ではタイムスタンプ付きのサブフォルダを作成せずにバックアップファイルが指定された保存先のフォルダに直接配置します。

バックアップスケジュールからデータベースを取り除いた場合や、データベースがすでに共有されていない場合、バックアップの最大数に達すると、FileMaker Server は最終的にはすべてのバックアップサブフォルダからそのデータベースを削除します。

関連項目 

データベースバックアップのスケジュール

データベースバックアップスケジュールのヒント

バックアップスケジュールからのデータベースファイルの復元