ヒント スケジュールの詳細の多くは、メインウインドウの前面に開かれるダイアログボックスを使用して設定します。ダイアログボックスで行った変更を適用するには、メインウインドウ上のダイアログボックスの外側をクリックします。
1. スケジュールタイプを選択します。
スケジュールタイプ | 追加情報 |
FileMaker スクリプト | •共有データベースの一覧からデータベースを選択します。 •選択したデータベースの FileMaker スクリプトの一覧からスクリプトを選択します。 選択したデータベースのスクリプトが表示されない場合は、FileMaker スクリプトエンジン (FMSE) が実行されているかどうかを確認します。実行されていない場合は、コマンド スクリプト名は固有である必要があります。同じ名前のスクリプトをデータベースで使用している場合は、1 つのスクリプトのみが一覧に表示されます。 |
システムスクリプト | •「Scripts」フォルダ内にある使用可能なシステムスクリプトからスクリプトを選択します。 •必要な [引数] を入力します。 メモ スクリプト引数は、FileMaker スクリプトにテキストとして渡されます。たとえば、スクリプト引数「 スクリプト引数の詳細については、FileMaker Pro Advanced ヘルプを参照してください。 •デフォルト以外のアカウントでスクリプトを実行する必要がある場合、アカウント情報を入力します。 •Windows: [ユーザ名] は、マスタマシンのローカルアカウントまたはネットワークドメインアカウントを参照し、「ドメイン名¥ユーザ名」または「ユーザ名@ドメイン名」の形式で指定する必要があります。 •macOS: [ユーザ名] は、マスタマシンのローカルアカウントのみを参照し、ドメイン名なしで指定する必要があります。デフォルトアカウントは •必要に応じてスクリプトに [タイムアウト] を設定します。 |
スクリプトシーケンス | •共有データベースの一覧からデータベースを選択します。 •選択したデータベースの FileMaker スクリプトの一覧からスクリプトを選択します。 •FileMaker スクリプトの前に実行するシステムスクリプトを選択して必要な引数を指定します。 •FileMaker スクリプトの後に実行するシステムスクリプトを選択して必要な引数を指定します。 •デフォルト以外のアカウントでスクリプトを実行する必要がある場合、アカウント情報を入力します。 |
2. [スケジュール名] を入力します。
3. スケジュールの [繰り返し] を選択します。スケジュール繰り返しの例を参照してください。
選択項目 | 目的 |
1 回 | 指定した日付と時刻に実行します。 |
毎日 | 入力した日付から 1 日 1 回、指定した時刻に実行します。 |
毎週 | 1 日または数日実行します。[曜日] でスケジュールを実行する曜日を選択します。 |
N 日ごと | 日数 (2 日、3 日、4 日など) が指定されたスケジュールを作成します。[実行する頻度] で実行する間隔を選択します。 |
•[開始日] を選択するか、現在の日付のままにします。
•[1 回] 以外のすべてのスケジュールでは、[終了日の設定] を選択してカレンダーから日付を選択することによって終了日を設定できます。
•スケジュールを実行する [時刻] を設定します。
•macOS でスクリプトを実行するユーザアカウントを使用するには、/etc/sudoers ファイルに次のエントリを追加する必要があります:
Host_Alias FMSHOST = ユーザのホスト名
Defaults:fmserver targetpw, timestamp_timeout=0, passwd_tries=1
fmserver FMSHOST = (ALL) /Library/FileMaker\ Server/Data/Scripts/*, /bin/kill
ホストのエイリアスには、FileMaker Server を実行するホストの名前を入力します。「localhost」または 127.0.0.1 は使用できません。使用する正しいホスト名を検索するには、ターミナルアプリケーションで次のコマンドを入力します:
hostname
/etc/sudoers ファイルを編集するには、管理アクセス権を持つ管理者 (root) である必要があります。ターミナルアプリケーションで次のコマンドを使用して /etc/sudoers ファイルを編集できます:
sudo visudo
•macOS のアクセス権: システムスクリプトの実行に使用するユーザアカウントには、スクリプトに実行させる操作に対する正しいアクセス権が必要です。fmserver
、またはマスタマシンのローカルユーザアカウントのみを使用できます。
fmserver
を選択すると、スクリプトのファイルアクセス権の修正が必要な場合があります。スクリプトは、fmserver
ユーザ ID および fmsadmin グループ ID で実行されます。したがって、スクリプトファイルには、fmsadmin グループの読み出しおよび実行アクセス権が必要です。したがって、アクセス権が設定されているコマンドの中には、fmserver
を選択するとスクリプトから呼び出すことができないものがあります。たとえば、スクリプトは「/etc
」フォルダにアクセスできません。
•追加する [スクリプト名] および [引数] は、最大 2048 文字です。
•Windows: [ユーザ名] は最大 104 文字、[パスワード] は最大 128 文字です。
•macOS: [ユーザ名] は最大 255 文字、[パスワード] は最大 31 文字です。