FileMaker Go 17 ヘルプ
FileMaker Go 入門
概要
FileMaker Go® は FileMaker カスタム App を iPad および iPhone 上で実行できるため、どこにいてもチーム間での情報の管理と共有を容易に行うことができます。FileMaker Pro Advanced を使用してカスタム App を構築してから、iOS デバイス上で FileMaker Go を使用してデータを操作します。
FileMaker Go でカスタム App を使用できるようにカスタマイズする方法については、FileMaker Go デベロップメントガイドを参照してください。追加の FileMaker ドキュメンテーションについては、プロダクトドキュメンテーションセンターをご覧ください。
メモ: デスクトップに FileMaker Pro Advanced がインストールされていない場合は、www.filemaker.com/jp から無料評価版をダウンロードしてください。
カスタム App へのアクセス
カスタム App への接続
iOS デバイスで FileMaker Pro Advanced ファイルを使用する方法は 2 つあります:
- ローカルデバイスにファイルを転送して操作する
- 共有ファイルに接続する
iOS デバイスにファイルを転送し、デバイスでファイルのローカルコピーを使用してオフラインで操作することができます。ローカルファイルのデータに変更を加えても、共有ファイルは更新されません。「ファイルの転送」を参照してください。
共有ファイルへの接続共有ファイルに iOS デバイスから接続するとデータをインタラクティブに操作できます。セッション中にデバイスでデータを変更するとデータはホストコンピュータで更新されます。逆の場合も同様です。FileMaker Pro Advanced、FileMaker Server、または FileMaker Cloud で共有されていて、Wi-Fi またはモバイルデータネットワークで共有されるファイルに接続することができます。FileMaker ネットワーク共有を有効にする情報については、 FileMaker Pro Advanced ヘルプを参照してください。
共有ファイルに接続する
- ファイル内で操作している場合、 をタップして [起動センター] をタップします。
- [ホスト] をタップします。
- 左上隅にある [ホスト] をタップして、ファイルを共有しているサーバーを選択します。
暗号化された接続をサポートしないホスト、または SSL 証明書を検証できないホストに接続するには、「許可されたホストを管理する」を参照してください。
- ファイルを選択します。
一覧表示されているファイルを検索するには検索ボックスを使用します。検索ボックスが表示されていない場合は下方向にスワイプします。
メモ: 検索しているファイルが見つからない場合は をタップします。選択したホスト上にファイルがある場合は、ファイル名を入力して [開く] をタップします。別のホスト上にファイルがある場合は、ホストの IP アドレス/ファイル名を入力します。
[最近使った項目] 一覧から共有ファイルに接続する
- ファイル内で操作している場合、 をタップして [起動センター] をタップします。
- [最近使った項目] をタップします。
- ファイルを選択します。
ホストを追加する
- ファイル内で操作している場合、 をタップして [起動センター] をタップします。
- [ホスト] をタップします。
- 左上隅にある [ホスト] をタップして をタップします。
- IP アドレスまたはドメイン名を入力します。“fmnet:/” を入力する必要はありません。
- ホスト名 (オプション) を入力します。
- [保存] をタップします。
ファイルの転送
iOS デバイスにファイルを転送すると元のファイルのコピーが作成されます。転送されたファイルを iOS デバイス上で更新しても、元のファイルは更新されません。データをインポートして更新するには FileMaker Pro Advanced を使用する必要があります。FileMaker Go デベロップメントガイドを参照してください。
メモ
- 転送する前にファイルをバックアップしてください。
- 転送する際には、あらかじめそのファイルを閉じておいてください。ファイルを共有する必要はなく、FileMaker Pro Advanced を起動しておく必要もありません。
- デバイスの外部にデータを格納するオブジェクトフィールドを含むファイルを転送するには、最初にオブジェクトデータを埋め込む必要があります。FileMaker Pro Advanced で [名前をつけて保存...] コマンドを使用し、[すべてを含むコピー (単一ファイル)] を選択します。次にそのコピーを転送します。
共有オプションを使用してファイルを転送する
- ファイル内で操作している場合、 をタップして [起動センター] をタップします。
- [デバイス] をタップします。
- 次のいずれかの操作を行います:
- iOS デバイスにファイルを転送するには、 をタップしてから転送するファイルを選択します。
- iOS デバイスからファイルを転送するには、ファイルをタッチしたままにして [共有] をタップします。ファイル転送のオプションを選択します。「共有オプションの選択」を参照してください。
- iOS デバイスから 1 つ以上のファイルを転送するには、 をタップします。転送するファイルをタップして をタップします。ファイル転送のオプションを選択します。「共有オプションの選択」を参照してください。
iTunes を使用してファイルを転送する
- デバイスをコンピュータに接続します。
- iTunes でデバイスを選択し、[ファイル共有] をクリックします。
- アプリケーションの一覧から「FileMaker Go」を選択します。
- 次のいずれかの操作を行います:
- iOS デバイスにファイルを転送するにはコンピュータから [FileMaker Go の書類] パネルにファイルをドラッグします。
- iOS デバイスからコンピュータにファイルを転送するには [FileMaker Go の書類] パネルからコンピュータにファイルをドラッグします。
ファイルおよびホストの操作
デバイス上のローカルファイルを開く
- [起動センター] に移動します。
- [デバイス] をタップして開くファイルをタップします。
ローカルファイルの名前を変更する
- [起動センター] に移動します。
- [デバイス] または [最近使った項目] をタップします。
- ローカルファイルをタッチしたままにして [名前変更] をタップします。
デバイスからローカルファイルを削除する
- [起動センター] に移動します。
- [デバイス] をタップします。
- 次のいずれかの操作を行います:
- ファイルをタッチしたままにして [削除] をタップします。
- をタップします。削除するファイルをタップして をタップします。
[最近使った項目] 一覧からファイルを取り除く
- [起動センター] に移動します。
- [最近使った項目] をタップします。
- 次のいずれかの操作を行います:
- ファイルをタッチしたままにして [取り除く] をタップします。
- をタップします。取り除くファイルをタップして をタップします。
異なるシステム書式でファイルを開く
日付、時刻、および数字が異なる地域の書式で作成されているファイルを開く場合は、デバイスのシステム書式を使用するか、またはファイルの作成時に使用された書式に合わせることができます。
- ファイルを開きます。
- をタップして [設定] をタップします。
- [システム書式の使用] をタップしてデバイスの設定またはファイルの設定に基づいた地域の書式を表示させます。
キーチェーンを管理する
保護されたファイルを開くか、またはホストに接続する場合のパスワード入力を省略するには、FileMaker Pro Advanced を使用してキーチェーンにパスワードを保存できるようにファイルを設定し、FileMaker Go でパスワードを保存します。
パスワードを保存できるようにするには:
- FileMaker Pro Advanced で [ファイル] > [ファイルオプション...] を選択します。
- [開く] タブで [キーチェーンアクセスにパスワードの保存を許可] を選択します。
- FileMaker Go がキーチェーンにアクセスする前に iOS 認証をユーザに要求するには、[要 iOS パスコード] を選択します。
ファイルまたはホストのパスワードを保存するには:
- FileMaker Go で [起動センター] に移動します。
- をタップして [キーチェーンの管理] をタップします。
1 つ以上のファイルが iOS パスコードを必要とするように設定されている場合、iOS 認証を使用してキーチェーンにアクセスします。
- [キーチェーンに保存] をオンにします。
- (オプション) FileMaker Go がキーチェーンにアクセスする前に [要 iOS 認証] をオンにします。
メモ: このオプションはデバイスおよび FileMaker Pro Advanced の [ファイルオプション] ダイアログボックスの設定に応じて無効または使用不可になる場合があります。
保存されたパスワードをキーチェーンから削除するには:
- [起動センター] に移動します。
- をタップして [キーチェーンの管理] をタップします。
1 つ以上のファイルが iOS パスコードを必要とするように設定されている場合、iOS 認証を使用してキーチェーンにアクセスします。
- ファイルのキーチェーンエントリを削除するには、エントリをスワイプしてから [削除] をタップします。
許可されたホストを管理する
暗号化された接続をサポートしないホスト、または SSL 証明書を検証できないホストに接続しようとすると、接続前に通知される場合があります。FileMaker Pro Advanced または FileMaker Server で共有されたファイルを開く、または特定のスクリプトステップを実行するなどの操作によって、このメッセージが表示される場合があります。
このメッセージが表示された場合:
- 常にホストに接続するには [常に接続を許可] を選択します。FileMaker Go がホストと接続し、許可されたホスト一覧にホストを追加します。このホストでは同じエラーに対してこれ以上通知を受け取ることがなくなります。
- ホストを許可されたホスト一覧に追加せずに接続するには、[接続] をクリックします。
- ホストへの接続を許可するかどうか定かでない場合は、[接続しない] をクリックしてカスタム App の開発者に確認してください。
許可されたホストの一覧からホストを取り除くには:
- [起動センター] に移動します。
- をタップして [許可されたホストの管理] をタップします。
- ホスト名をスワイプしてから [削除] をタップします。
セキュリティロックアイコンについて
共有ファイルに接続するとロックアイコンが表示される場合があります。これはホストへの接続の暗号化ステータスを示しています。セキュア接続は SSL (Secure Sockets Layer) を使用して暗号化されます。セキュリティが重要な環境で使用する場合は、サーバー管理者がカスタム SSL 証明書をインストールする必要があります。
[ファイルを開く] 画面について:
- は、接続が暗号化されていないことを示しています。
- は、接続は暗号化されていますが、FileMaker Server の SSL 証明書が検証できないことを示しています。実際の接続先に偽装したサーバーに接続している可能性があり、機密情報が漏えいするおそれがあります。
- は、検証された SSL 証明書で接続が暗号化されていることを示しています。
共有ファイルを開くと、ウインドウのタイトルに暗号化された接続のアイコンが表示されます。
メモ
- 別のアカウントでファイルを開くには、ファイル一覧のファイル名にタッチしたままにして [サインイン] をタップします。
- Amazon や Google などの OAuth アイデンティティプロバイダで保管されているアカウントでファイルを開くには、[ファイルを開く] ダイアログボックスで OAuth アイデンティティプロバイダを選択します。プロバイダの Web ページが開いたらアカウント資格情報を入力します。
- ファイルを [最近使った項目] 一覧の一番上に表示させるには、[起動センター] で [最近使った項目] をタップします。1 つのファイルをピン留めするには、ファイルをタッチしたままにして [ピン留め] をタップします。複数のファイルをピン留めするには、 をタップしてからファイルをタップします。 をタップして [終了] をタップします。
ウインドウの管理
ウインドウを管理するには、ウインドウのタイトルをタップしてから次のいずれかの操作を行います:
- 開いているファイルから追加のウインドウを開くには、新しいウインドウを作成する対象のウインドウで をタップします。
- ウインドウを切り替えるには、対象のウインドウまでスクロールして移動してから切り替えるウインドウをタップします。
- ウインドウを閉じるには、対象のウインドウまでスクロールしてから をタップします。
データの操作
レコードの追加と削除
レコードを追加する
- 次のいずれかの操作を行います:
- iPhone の場合は をタップします。
- iPad の場合は をタップします。
- [レコードを追加] をタップします。
- データを入力するフィールドをタップします。
レコードまたは対象レコードを削除する
- 削除するレコードに移動するか、または削除するレコードを検索します。
- 次のいずれかの操作を行います:
- iPhone の場合は をタップします。
- iPad の場合は をタップします。
- [レコード削除] または [対象レコードを削除] をタップします。
レコードの操作
フィールド内のデータを操作する
- 変更するフィールドをタップします。次の場合に FileMaker Go に変更が保存されます:
- キーボードの上の編集ツールバーの [終了] をタップしたとき
- レコード内のフィールド以外の部分をタップしたとき
- 検索モードに切り替えたとき
- 別のレコード、表示、またはレイアウトに切り替えたとき
- 間違ったデータをレコードに入力した場合は、データが確定される前であれば、データを入力前の状態に戻すことができます。元のデータに戻すには、キーボードの上の編集ツールバーの をタップし、[レコード復帰] をタップします。
- ラジオボタンの値を消去するには、フィールドをタッチしたままにします。次に [削除] をタップします。
- フィールドがマスク付き編集ボックスとして設定されている場合、データはドットで表示されます。FileMaker Pro Advanced ヘルプを参照してください。
- フィールドにオートコンプリートが設定されている場合、候補の一覧が表示されます。iPhone 上の FileMaker Go の場合、フィールドの をタップしてキーボードと値の一覧を切り替えます。
- デバイスに転送したファイルを操作している場合を除き、ファイルを変更するとその変更内容がホストファイルにも反映されます。
別のフィールドへ移動する
- フィールドをタップします。
- キーボードの上の編集ツールバーで次のいずれかの操作を行います:
- iPhone の場合は または をタップします。
- iPad の場合は [前へ] または [次へ] をタップします。
現在の日付、時刻、またはユーザ名をフィールドに挿入する
- フィールドをタップし、キーボードの上の編集ツールバーの をタップします。
- 次のオプションをタップします:
- [現在の日付] をタップすると、現在の日付が日付、数字、テキスト、またはタイムスタンプフィールドに挿入されます。
- [現在の時刻] をタップすると、現在の時刻が時刻、数字、またはテキストフィールドに挿入されます。([現在の時刻] では、現在の日付と時刻をタイムスタンプフィールドに挿入することもできます。)
- [現在のユーザ名] をタップすると、[設定] で指定された現在のユーザ名が挿入されます。
ドロップダウンリストから複数の値を選択する
- フィールドをタップして値を選択します。
- フィールドを再度タップします。
- 選択した値の最後をタップします。
- 複数の値を選択します。
Web ビューアを操作する
レイアウトに複数の Web ビューアがある場合、有効ではない Web ビューアの上部には が表示されます。
Web ビューアを有効にするには、Web ビューアをタップします。リンクを有効にするにはもう一度タップするかドラッグしてスクロールします。
メモ
- 自動修正を無効にするには、 をタップして [設定] をタップします。
- 外部キーボードでは、一部のキーストロークの動作が異なります。FileMaker Go デベロップメントガイドを参照してください。
FileMaker のレイアウトと表示形式の選択
レイアウトを選択する
- をタップします。
- [レイアウト] をタップします。
- 別のレイアウトを表示するには、そのレイアウト名をタップします。
新規ウインドウで各レイアウトを表示することができます。「ウインドウの管理」を参照してください。
現在のウインドウの表示形式を変更する
- をタップして [レイアウト] をタップします。
- [表示方法の切替] の [フォーム]、[リスト] または [表] をタップします。
オブジェクトフィールドのデータの操作
オブジェクトフィールドをタップして、メディアファイルの表示または再生、写真の追加または撮影、ビデオの追加または録画、署名の挿入、オーディオの追加または録音、バーコードのスキャン、ファイルの表示または追加、データの置換またはエクスポートが可能です。
[デバイスから挿入] スクリプトステップを使用して、オブジェクトフィールドに内容を入力することもできます。 FileMaker Pro Advanced ヘルプを参照してください。
メディアファイル操作時にジェスチャを使用する
オブジェクト内のメディアファイルを操作するには、次のジェスチャを使用します:
- メディアファイルの再生と一時停止を切り替えるにはダブルタップします。
- ファイルの再生を停止するにはピンチインします。
- フルスクリーンに切り替えるにはピンチアウトします。
- コントロールバーを表示または非表示にするにはタップします。
フルスクリーンでメディアファイルを操作するには、次のジェスチャを使用します:
- 拡大表示または縮小表示するにはダブルタップします。
- フルスクリーンを終了するにはピンチインします。
- コントロールバーを表示または非表示にするにはタップします。
オブジェクトフィールドの内容を追加および操作する
- レコードのオブジェクトフィールドをタップします。
-
表示されているコンテンツがある場合は、[置換] をタップします。
目的 実行方法 レコードに写真またはビデオを追加する [写真] をタップします。[カメラロール] またはアルバムをタップして写真またはビデオを選択します。 写真またはビデオを撮影する [カメラ] をタップします。写真またはビデオを撮影して [写真を使用] または [再撮影] をタップします。 オーディオを録音する [オーディオ] をタップします。[開始] をタップして録音を開始します。[保存] をタップし、録音を停止してファイルに保存します。 レコードに署名を追加する [署名] をタップして署名を入力します。[承認] をタップして署名を保存します。 レコードに iTunes ライブラリの項目を追加する [音楽] をタップして iTunes ライブラリから項目を選択します。 ファイルをオブジェクトフィールドにインポートする 次の場所からファイルをインポートします: - iOS デバイス。[ファイル] をタップしてからオブジェクトフィールドにインポートするファイルをタップします。
- iCloud Drive またはサードパーティのファイルプロバイダ。[場所] をタップしてからオブジェクトフィールドにインポートするファイルをタップします。
オブジェクトフィールドの内容をエクスポートする [エクスポート] をタップして [続行] をタップします。ファイルエクスポートのオプションを選択します.
メモ
- デジタル著作権管理 (DRM) で保護されているオーディオファイルは追加できません。
- バーコードをスキャンするには、「バーコードのスキャン」を参照してください。
スクリプトの操作
スクリプトを実行するには、次の操作を行います:
- をタップします。
- [スクリプト] をタップします。
- スクリプトをタップします。
実行中のスクリプトを停止するには、画面をタップします。
メモ
- [ユーザによる強制終了を許可] スクリプトステップが [オフ] に設定されている場合はスクリプトを停止することはできません。
バーコードのスキャン
バーコードをスキャンしてオブジェクトフィールドまたはテキストフィールドに取り込むことができます。FileMaker Pro Advanced で [デバイスから挿入] スクリプトステップを使用してバーコードをスキャンすることもできます。 FileMaker Pro Advanced ヘルプを参照してください。
バーコードをスキャンしてオブジェクトフィールドに取り込む
- オブジェクトフィールドをタップします。
- オブジェクトフィールドの既存のデータを置換する場合は [置換] をタップします。
- [バーコード] をタップしてカメラを使用してバーコードをスキャンします。
バーコードをスキャンしてテキストフィールドに取り込む
- テキストフィールドをタップします。
- をタップして [バーコード] をタップします。
- カメラを使用してバーコードをスキャンします。
バーコードスキャンのヒント
- 明るく照明をあてたバーコードから 7 ~ 12 センチ離れた位置に iOS デバイスを持ちます。
- FileMaker Go がバーコードをスキャンしている間はデバイスを動かさないでください。
- バーコード間が近接している状況でスキャンする場合は一度に 1 つのバーコードにカメラをフォーカスします。
- カメラを使用してバーコードをスキャンする場合はバーコードのスキャン後にビープ音が鳴ります。
データの印刷
FileMaker Go は選択されているレイアウトでレコードを印刷します。
- をタップして [印刷] をタップします。
- 印刷設定オプションを選択します。
- (オプション) 新しい用紙サイズを追加するには [用紙サイズ] をタップして [編集] をタップします。[カスタムサイズを追加] をタップします。新しい用紙サイズの情報を入力します。[保存] をタップして [完了] をタップします。
新しい用紙サイズが選択されていることを確認します。
- [印刷] をタップします。
- プリンタオプションを選択してから [プリント] をタップします。
ソートと検索
レコードのソート
1 つのフィールドでレコードをソートするには、表形式で列ヘッダをタップします。
複数のフィールドでレコードをソートする
- 次のいずれかの操作を行います:
- iPhone の場合は をタップしてから [レコードのソート] をタップします。
- iPad の場合は をタップします。
- [ソート順を編集] 画面で、[フィールドを選択] をタップしてソートの基準となるフィールドをソートする順序で選択します。
- をタップして戻ります。
-
次のオプションを使用します:
- 新しいレコードまたは変更されたレコードを確定した後に、そのレコードが正しいソート順で表示されるようにするには、[ソート順でレコードを保持] をオンにします。この機能がオフの場合、検索を実行するか、異なる条件でレコードをソートするまで、新しいレコードや変更されたレコードは同じ位置に表示されたままになります。
- ソート一覧内のフィールドの順序を変更するには、 をタップしてフィールドを上下にドラッグします。
- ソート一覧からフィールドを取り除くには、 をタップして [取り除く] をタップします。
- ソート順をカスタマイズするには、ソート一覧のフィールドをタップします。オプションをタップして をタップします。
- ファイルに集計フィールドがあり、集計の合計値を基準にソートし直す場合は、ソート一覧のいずれかのフィールドをタップします。[集計合計値で並べ替え] をチェックします。集計フィールドを選択してから をタップします。
- [ソート] をタップします。
レコードを作成順に戻す
- 次のいずれかの操作を行います:
- iPhone の場合は をタップしてから [レコードのソート] をタップします。
- iPad の場合は をタップします。
- [ソート解除] をタップします。
メモ
- 別のウインドウを開いて、同じデータを別の方法でソートすることができます。
- すでに複数のフィールドでソートしている場合は、列ヘッダをタップすると選択したフィールドのソート条件が変更されますが、他のフィールドのソート順は変更されません。
- ソートできるのは現在のレイアウト上のフィールドのみです。他のレイアウト上のフィールドをソートするにはスクリプトを使用してください。
レコードの検索
クイック検索を使用して、レイアウト内のフィールドを対象に検索することができます。検索モードに切り替えれば、より複雑な検索条件を使用して検索することができます。
新しい検索条件を作成して検索するデータを指定することができます。除外対象のデータを指定することもできます。たとえば過去 30 日以内に作成されたものを除く、すべての請求書を検索することができます。
クイック検索を実行する
- をタップします。
- iPad の場合は [クイック検索] をタップします。
- 検索ボックスに 1 つ以上の単語を入力し、[検索] をタップします。
条件に一致するレコードを検索する
- をタップします。
- [新規検索を作成] をタップします。
-
検索条件画面でフィールドに検索する条件を入力します。たとえば都市名がニューヨークのレコードを検索するには「都市名」フィールドをタップして “ニューヨーク” と入力します。
検索条件を指定するための検索演算子については下記を参照してください。
- (オプション) AND 検索を実行するには、同じ検索条件のその他のフィールドに追加の条件を入力します。たとえば「都市名」フィールドがニューヨークで、「姓」 フィールドが Smith である検索を実行することができます。
- (オプション) OR 検索を実行するには、新規検索条件を追加します:
- iPhone の場合は をタップして [新しい検索条件] をタップします。
- iPad の場合は をタップします。
- キーボードの [開く] またはウインドウの右上隅にある [検索] をタップします。
追加条件を指定します。たとえば「都市名」フィールドがニューヨークまたはパリである検索を実行することができます。
条件に一致するレコード以外のレコードを検索する
- をタップします。
- [新規検索を作成] をタップします。
- をタップして [一致するレコードを除外] をタップします。
- 除外する条件をフィールドに入力して、キーボードの [開く] またはウインドウの右上隅にある [検索] をタップします。
虫眼鏡アイコンの中の数字は検索条件の数を示しています。
検索オプションの詳細については、「検索条件の変更」を参照してください。
検索結果を表示する
検索後、2 本の指でスワイプするか、矢印をタップしてレコードをスクロールします。
- すべてのレコードを表示するには、 をタップして [すべてを表示] をタップします。
- 非表示の (除外された) レコードを表示するには、 をタップして [対象/対象外を入れ替える] をタップします。
- 除外されたレコードとレコードの対象レコードの表示を切り替えるには、 をタップして をタップします。
メモ
- 検索条件の間を移動するには、検索モードで画面の下部にある [次へ] と [前へ] の矢印をタップします。
- 検索条件を削除するには、検索モードで画面の下部にある をタップした後、[検索条件削除] をタップします。
検索演算子
検索モードでは、次の検索演算子を使用することができます。クイック検索の場合、使用できる検索演算子はダブルクォーテーションマーク (" ") に限定されます。
演算子 | 詳細 |
---|---|
= | 単語全体が一致 (または空白に一致) |
== | フィールド全体が一致 |
! | 重複する値の検索 |
< | 小さい |
<= | 小さいか等しい |
> | 大きい |
>= | 大きいか等しい |
... | 範囲 |
// | 現在の日付 |
? | 無効の日付か時刻 |
@ | 任意の 1 文字 |
# | 任意の 1 つの数字 |
* | 任意の文字列 |
\ | 後続文字をエスケープ |
"" | フレーズに一致 (単語の初めから) |
*"" | フレーズに一致 (どこからでも) |
~ | ゆるやかな検索 (日本語のみ) |
検索条件の変更
検索モードで検索を行った後で、検索条件を変更することができます。
最後の検索条件を変更する
- 検索モードで検索を実行します。「レコードの検索」を参照してください。
- をタップして [検索条件を変更] をタップします。
- 検索条件を入力します。
- [検索] をタップします。
検索を絞り込む
- 検索モードで検索を実行します。「レコードの検索」を参照してください。
- をタップして [対象レコードの絞り込み] をタップします。
- 条件を入力して検索範囲を絞り込み、[検索] をタップします。
検索を拡大する
- 検索モードで検索を実行します。
- をタップして [対象レコードの拡大] をタップします。
- 条件を入力して検索範囲を拡大し、[検索] をタップします。
対象レコードからレコードを隠す
対象レコードに含まれていないレコードはすべて除外されています。新たに検索を実行をすることなく対象レコードから追加のレコードを除外することができます。
除外レコードは一時的に対象レコードから除外されています。ファイル内にはまだ保存されています。
- 検索モードで検索を実行します。
- 特定のレコードを除外する場合は、対象レコードのそのレコードに移動します。
- をタップし、[レコードを対象外に] をタップします。
-
現在のレコードを除外する場合は、[除外] をタップします。または除外するレコードの数を入力します。現在のレコードから数えて、指定された数のレコードが対象レコードから除外されます。
ヒント: 現在のレコード以降のレコードの数が不明な場合は大きな値を指定します。FileMaker Go は除外可能なレコードの数を表示します。
対象外 (隠された) レコードを表示するには、 をタップして [対象/対象外を入れ替える] をタップします。
データの共有
データの保存と送信
ローカルファイルのコピー、フィールド内容、またはスナップショットリンクファイルを保存または送信することができます。
ファイルのコピーを保存または送信する
- ローカルファイルを開きます。
- をタップして [名前を付けて保存/送信] をタップします。
- [データベース] をタップします。
- (オプション) ファイル名を変更します。
- [続行] をタップします。
- オプションを選択します。「共有オプションの選択」を参照してください。
フィールドの内容を保存または送信する
- フィールドが含まれるレコードに移動します。
- データが含まれるフィールドをタップします。
- をタップします。
- [名前を付けて保存/送信] をタップします。
- [フィールド内容] をタップします。
- (オプション) ファイル名を変更します。
- (オプション) イメージを含むオブジェクトフィールドの場合、イメージのサイズを選択します。
- [続行] をタップします。
- オプションを選択します。「共有オプションの選択」を参照してください。
レコードをスナップショットリンクファイルとして保存または送信する
- スナップショットリンクとして保存するレコードを検索します。「レコードの検索」を参照してください。
- をタップします。
- [名前を付けて保存/送信] をタップします。
- [スナップショットリンク] をタップします。
- (オプション) ファイル名を変更します。
- [対象レコード] または [現在のレコード] を選択します。
- [続行] をタップします。
- オプションを選択します。「共有オプションの選択」を参照してください。
レコードを PDF として保存、送信、および印刷
[印刷設定] ダイアログの設定に基づいて PDF が作成されます。
FileMaker Go で実行する [レコードを PDF として保存] スクリプトステップを設定する方法については、 FileMaker Pro Advanced ヘルプを参照してください。
- 保存、送信、または印刷するレコードを検索します。「レコードの検索」を参照してください。
- レイアウトと表示形式を表示します。
- をタップして [印刷] をタップします。
- PDF を作成するための印刷設定オプションを選択します。
- [PDF] をタップします。
- (オプション) ファイル名を変更します。
- [続行] をタップします。
- オプションを選択します。「共有オプションの選択」を参照してください。
レコードのエクスポート
- エクスポートするレコードを検索します。「レコードの検索」を参照してください。
- レイアウトを表示します。
- をタップして [エクスポート] をタップします。
- (オプション) ファイル名を変更します。
- ファイルタイプを選択します。
- エクスポートするフィールドを選択します。[完了] をタップします。
- (オプション) [レイアウト書式を使用] をタップすると、数字、日付、時刻のデータのエクスポートに現在のレイアウトで指定されているフィールド書式が使用されます。
- [続行] をタップします。
- オプションを選択します。「共有オプションの選択」を参照してください。
共有オプションの選択
「レコードのエクスポート」、「ファイルの転送」、「データの保存と送信」、または「レコードを PDF として保存、送信、および印刷」の実行時にファイルのコピーを共有する場合は次のいずれかのオプションを選択します:
- AirDrop、メール、メッセージ、またはその他のサービス
- iCloud Drive またはサードパーティのファイルプロバイダ
- 別のアプリケーションまたは FileMaker Go の別のバージョン
一部のオプションを表示するには右または左にスクロールする必要がある場合があります。
キーボードショートカット (iOS)
キーボードショートカットについて
iOS デバイスに外部キーボードを接続している場合、または iPad Pro に Smart Keyboard を接続している場合、FileMaker Go でキーボードショートカットを使用することができます。
一般的なコマンドのショートカットの一覧を表示するには、キーボードの command キー ⌘ を押したままにします。
一般
カスタム App でモードの切り替え、編集やキャンセルの操作、および情報の表示をするには、次のキーボードショートカットを使用します。
目的 | 押すキー |
---|---|
ブラウズモードに切り替える | ⌘-B |
検索モードに切り替える | ⌘-F |
実行中のスクリプトを停止する | ⌘-.(ピリオド) または esc |
現在のウインドウを閉じる | ⌘-W |
すべてのファイルおよびウインドウを閉じる | option-⌘-W または ⌘-Q |
FileMaker Go ヘルプを開く | ⌘-/ |
[起動センター] の [最近使った項目] タブを開く | ⌘-O |
[起動センター] の [ホスト] タブを開く | ⌘-shift-O |
[起動センター] の [デバイス] タブを開く | ⌘-option-O |
[スクリプト] メニューに表示される最初の 10 個のスクリプトの 1 つを実行する | ⌘-1 から ⌘-0 |
レコードまたは検索条件を作成する | ⌘-N |
レコードまたは検索条件を削除する | ⌘-E |
確認ダイアログボックスを表示せずにレコードを削除する | ⌘-option-E |
レコードまたは検索条件を複製する | ⌘-D |
検索条件を変更する | ⌘-R |
全レコードを表示する | ⌘-J |
レコードをソートする | ⌘-S |
ブラウズモードでレコードを除外する 検索モードで指定した条件のセットに一致するレコードを除外または含める |
⌘-T |
複数のレコードを除外する | ⌘-shift-T |
レコードを印刷する | ⌘-P |
[印刷設定] ダイアログを表示せずにレコードを印刷する メモ: FileMaker Go の [印刷設定] ダイアログは表示されませんが、iOS のプリントダイアログは表示されます。 |
⌘-option-P |
ウインドウを再表示する | ⌘-shift-R |
ナビゲーション
フィールド、レコード、検索条件の間を移動するには、次のキーボードショートカットを使用します。
移動先 | 押すキー |
---|---|
次のオブジェクト (フィールド、ボタン、またはタブ) | Tab |
前のオブジェクト (フィールド、ボタン、またはタブ) | shift-tab |
次のレコード、検索条件、レイアウト、またはページ | control-下向矢印キー |
前のレコード、検索条件、レイアウト、またはページ | control-上向矢印キー |
値の挿入またはペースト
フィールドに値を入力するには、次のキーボードショートカットを使用します。
挿入する情報 | 押すキー |
---|---|
現在の日付 | ⌘-- (ハイフン) |
現在の時刻 | ⌘-; |
タイムスタンプフィールドの現在の日付と時刻 | ⌘-; |
現在のユーザ名 | ⌘-shift-N |
直前に参照したレコードのデータ | ⌘-' (アポストロフィ) |
ペーストする内容 | 押すキー |
---|---|
スタイルを無視したテキスト | ⌘-option-shift-V |
テキストスタイル
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テキストの編集
標準的な iOS テキスト編集コマンドには、次のキーボードショートカットを使用します。
目的 | 押すキー |
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カット | ⌘-X |
コピー | ⌘-C |
ペースト | ⌘-V |
すべてを選択 | ⌘-A |
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