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インポート時の入力値の制限
既存の FileMaker Pro ファイルへデータをインポートする場合、インポート時に入力値を制限することができます。入力制限内容に一致しないレコードやフィールドのインポートはスキップされ、インポート操作の完了時に、スキップしたレコードとフィールドの数が表示されます。
インポート中に入力値を制限するには、次の操作を行います。
1. インポート先のファイルで、データのインポートを制限するフィールドに対して、入力値の制限オプションを定義します。
フィールドに対する入力値の制限オプションの定義については、入力値の制限の設定を参照してください。インポート中に確実に入力値の制限を適用するには、入力値の制限オプションの [常時] を選択します。
2. データをインポート先のファイルにインポートします。
次のセクションの説明に従って、データをインポートします。
既存のファイルへのデータのインポート
ファイルのフォルダの一括インポート
XML データのインポート
FileMaker Pro から ODBC データソースへのクエリーの実行
3. インポート処理が完了したら、[レコードのインポートの概要] ダイアログボックスで、インポート中にスキップされたレコードとフィールドの数を確認します。
次の表は、レコードまたはフィールドが入力値の制限によってスキップされる場合について説明します。
 
スキップされる項目
状況
レコード
フィールドに [空欄不可] または [計算式で制限] オプションが定義されており、インポート中に入力値の制限が適用された場合。
メモ  他のオプションと異なり、[空欄不可] または [計算式で制限] オプションは、各レコードの確定時に適用されます。したがって、これらのタイプの入力値の制限では、レコード全体がスキップされます。(その他の入力値の制限オプションはすべて、各フィールドの確定時に評価されます。)
フィールド
インポート先のフィールドに他の入力値の制限オプションが定義されており、インポート中に制限が適用された場合。
メモ  あるフィールドがスキップされても、それによって同じレコード内の他のフィールドがインポートされなくなることはありません。
メモ  インポート時にレコードやフィールドがスキップされる理由は 3 つあり、入力値の制限はそのうちの 1 つです。他の 2 つの理由は次のとおりです。
アクセス権のエラー: あるフィールドやレコードの変更がアクセス権によって禁止されている場合、これらのフィールドやレコードはインポート中にスキップされます。
レコードのロック: 同じユーザが別のウインドウでアクセスしていたり、ファイルを共有している場合に他のクライアントがアクセスしているために 1 つまたは複数のレコードを変更できない場合、これらのレコードはインポート中にスキップされます。