TextEncode
目的
指定された文字エンコードと改行コードを使用してテキストからオブジェクトデータとしてテキストファイルを返します。
構文
TextEncode ( テキスト ; エンコード ; 改行コード )
引数
テキスト - 任意のテキスト式またはフィールド
エンコード - 使用する文字エンコードの名前 (下記参照)
改行コード - 使用する改行コードを指定する数字 (下記参照)。指定しない場合は改行コードは変更されません。
戻り値のデータタイプ
オブジェクト
起点
FileMaker Pro 16.0
説明
エンコード引数には次のいずれかの名前を使用して文字エンコードを指定します。値を使用しないか認識されない値を使用した場合、この関数は「?」を返します。
エンコード | 使用されるテキストエンコード |
utf-8 | Unicode |
iso-8859-1 | Latin 1 |
windows-1251 | Cyrillic (キリル語) |
shift_jis | Japanese (日本語) |
windows-1252 | Windows |
gb18030 | Simplified Chinese (簡体中国語) |
euc-kr | Korean (韓国語) |
big5 | Traditional Chinese (繁体中国語) |
macintosh | Mac Roman |
改行コード引数には次のいずれかの値を使用して使用する改行コードを指定します。認識されない値を使用した場合は改行コードは変更されません。
改行コード | 変更後の改行コード |
1 | 変更されない |
2 | キャリッジリターン (旧来の Mac 標準) |
3 | ラインフィード (最新の Mac、Unix/Linux 標準) |
4 | キャリッジリターン + ラインフィード (Windows 標準) |
メモ
•この関数は Runtime ソリューションではサポートされず「?」を返します。
例 1
日本語文字エンコードを使用して、改行コードを変更せずにテキストフィールドからオブジェクトデータとしてテキストファイルを返します。
TextEncode ( テーブル::テキスト ; "shift_jis" ; 1 )
例 2
テキストフィールドの内容を ISO-8859-1 文字エンコードと Windows の改行コードに変換してから、結果のオブジェクトフィールドをテキストファイルとして書き出します。
フィールド設定 [ テーブル::オブジェクト ; TextEncode ( テーブル::テキスト ; "iso-8859-1" ; 4 ) ]
フィールド内容のエクスポート [ テーブル::オブジェクト ; "output.txt" ]
関連項目