Web ビューアの設定
目的
指定の Web ビューアを制御します。
参照
構文
Web ビューアの設定 [オブジェクト名: "<オブジェクト名>"; 処理: <処理>]
オプション
•[処理:] で、次のいずれかを選択します。
•[リセット] は、名前の付いた Web ビューアを元の指定された Web アドレスにリセットします。また、この操作によって、Web ビューアの [戻る] または [次へ] の履歴を消去します。
•[再読み込み] は、Web ビューアが表示している Web ページを再読み込みします。
•[進む] は、Web ブラウザでするのと同じように、1 ページ進みます。
•[戻る] は、Web ブラウザでするのと同じように、1 ページ戻ります。
•[
URL へ移動...] は、Web ビューアでロードするための新しい Web アドレスを指定します。新しい Web アドレスは、[Web ビューアの設定] の [URL へ移動] のオプションで指定する計算です。このスクリプトステップでは、Web ビューアがインタラクションを容認するかどうか、進行状況バーまたはステータスメッセージを表示するかどうか、
検索モードで内容を表示するかどうか、または自動的に URL をエンコードするかどうかを変更することはできません。レイアウトモードに Web ビューアを追加、または変更したときにだけこれらのオプションを設定できます。
互換性
スクリプトステップを実行する場所 | サポート |
FileMaker Pro | はい |
FileMaker Server | いいえ |
FileMaker Go | はい |
カスタム Web 公開 | いいえ |
FileMaker WebDirect | 一部 |
Runtime ソリューション | はい |
起点
FileMaker Pro 8.5
説明
このスクリプトステップは名前の付いた Web ビューアのオブジェクトだけに有効です。
オブジェクト名を指定するには、オブジェクト名ボックスに名前を入力するか、または [指定...] をクリックして、計算式を作成します。
[URL へ移動] の操作を選択した場合:
•html データを Web ビューアに送るには、次の書式を使用して URL にそのデータを含めることで行うことができます。
data:[<mediatype>][;base64],<data>
これには、次の構文が適用されます。
dataurl = "data:"[ mediatype ] [ ";base64" ] "," data
mediatype = [ type "/" subtype ] *( ";" parameter )
data = *urlchar
parameter = attribute "=" value
「データ URL スキーム」の詳細については、Web を参照してください。
メモ
•FileMaker Pro では、UTF-16 文字エンコードのみがサポートされています。他の方法を使用してコード化された文字データは URL のターゲットを表示しません。
•FileMaker WebDirect では、[進む] と [戻る] オプションはサポートされていません。
例 1
「製品 Web サイト」という名前の Web ビューアを元の指定された Web アドレスにリセットします。
Web ビューアの設定 [オブジェクト名: "製品 Web サイト"; 処理: リセット]
例 2
FileMaker, Inc. のホームページを「製品 Web サイト」Web ビューアに表示します。
Web ビューアの設定 [オブジェクト名: "製品 Web サイト"; URL: "http://www.filemaker.com/jp"]
例 3
「製品 Web サイト」Web ビューアの「Web サイト」フィールドに入力された URL を表示します。
Web ビューアの設定 [オブジェクト名: "製品 Web サイト"; URL: 製品::Web サイト]
例 4
データ URL スキームを使用して WV2 という名前の Web ビューアで小さいアイコンを表示します。
Web ビューアの設定 [オブジェクト名: "WV2"; 処理: "data:image/gif;base64,R0lGODlhFwAMAKEAAL+/v///AAAAUwAAACH5BAEAAAAALAAAAAAXAAwAAAI7hBGHapHcXJKPumizpigI+QliSH0XIjokWJ6oB4+qt0Zmaqpjesxz7st1YD8ZEbhJajAuDgfSYTx60wIAOw=="]
関連項目