DDE コマンドを送信 (Windows)
目的
DDE コマンドを別のアプリケーションに送信してそのアプリケーションでコマンドを実行します。
参照
構文
DDE コマンドを送信 [サービス名: <サービス名>; トピック: <トピックテキストまたはファイル名>; コマンド: <コマンド>]
オプション
•[サービス名] はコマンドを実行するアプリケーションの名前です。正しいサービス名については、コマンド送信先のアプリケーションのマニュアルを参照してください。サービス名は、テキストとして直接入力するか、または [指定...] をクリックして計算式から作成することができます。
•[
トピック] はアプリケーションがコマンドを実行するトピックを表すファイル名または文字列です。使用できるトピック名については、[サービス名] で指定されたアプリケーションのマニュアルを参照してください。トピック名は、テキストとして直接入力するか、または [
指定...] をクリックして計算式から作成することができます。詳細については、
ファイルパスの作成を参照してください。
•[コマンド] は対象アプリケーションが実行する処理内容を指定する計算値または文字列です。使用できるコマンドや書式については、[サービス名] で指定されたアプリケーションのマニュアルを参照してください。コマンドは、テキストとして直接入力するか、または [指定...] をクリックして計算式から作成することができます。
互換性
スクリプトステップを実行する場所 | サポート |
FileMaker Pro | はい |
FileMaker Server | いいえ |
FileMaker Go | いいえ |
カスタム Web 公開 | いいえ |
FileMaker WebDirect | いいえ |
Runtime ソリューション | はい |
起点
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明
このスクリプトステップは、対象アプリケーションで実行可能な一連のコマンドを実行するための DDE (Dynamic Data Exchange) コマンドを他のアプリケーションに送信します。
•FileMaker Pro では、DDE コマンドを送信することはできますが、受信することはできません。
•DDE は Windows システムの機能なので、macOS ベースのコンピュータ上で [DDE コマンドを送信] スクリプトステップを含むスクリプトを実行しても、このスクリプトステップは無視されます。(
Get (最終エラー) 関数を使用して処理することができるエラーコードが生成されます。)
•FileMaker Pro のスクリプトによって DDE 接続が確立されると、その接続はそのまま維持され、同じサービス名やトピックを持ったスクリプトステップは、その接続を使用して実行されます。同じスクリプトステップ内にサービス名やトピック名が異なる他の [DDE コマンドを送信] スクリプトステップがある場合には、そのステップが実行された時点で接続が解除され、新たなサービス名とトピック名を使用して他の接続が開かれます。スクリプトが終了すると、すべての接続が解除されます。
例 1
URL を Internet Explorer で開きます。(実行時に Internet Explorer が開いている必要があります。)
DDE コマンドを送信 [サービス名: "iexplore"; トピック: "WWW_OpenURL"; コマンド:「www.filemaker.com/jp」]
関連項目