PV
目的
期間中の利率を固定金利と想定して、毎回同じ支払い額を定期的に受け取る場合の純現在価値 (PV) を返します。
構文
PV ( 支払い額 ; 利率 ; 支払い期間 )
引数
支払い額 - 期間中に支払う金額。支払い額に負の数を、受け取り額に正の数を入力します。
利率 - 期間中の金利。
支払い期間 - 支払または受け取り回数 (各支払いまたは受け取り間隔)。
戻り値のデータタイプ
数字
起点
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明
この関数を使用して、PV を計算します。
メモ
•利率が 0 の場合、この関数は「支払い額* 支払い期間」の計算結果を返します。
例
いとこに¥200,000 貸してあげたとします。いとこは毎年¥50,000 を 5 年間にわたって返済し、満期には合計¥250,000 支払うと言っています。インフレ率が毎年 5% の場合、PV 関数を使用して次のような計算を行うと、この貸借における損得を判断することができます。
PV ( 50000 ; .05 ; 5 ) は、「216473.833531...」を返します。
戻り値を小数点以下 2 桁の数値にする場合は、適切な Round 関数を使用して現在の式の結果を四捨五入します。たとえば、小数点以下 2 桁の数値にする場合は、Round ( 現在の式 ; 2 ) のように指定します。
関連項目