[集計フィールドのオプション] ダイアログボックス ([新規レイアウト/レポート] アシスタント)
[フィールド指定] ダイアログボックスで [
追加] をクリックした場合、[集計フィールドのオプション] ダイアログボックスを使用して、[新規レイアウト/レポート] アシスタント内でこのレポートに新たな集計フィールドを定義できます。[新規レイアウト/レポート] アシスタント以外で集計フィールドを定義する場合は、
集計フィールドの定義を参照してください。
1. [集計フィールド名:] に、フィールドの名前を入力します。
選択する集計タイプ | 対象レコードのフィールド値の集計目的 |
合計 | フィールド内の値の合計を計算します。 |
平均値 | フィールド内の値の平均を計算します。 |
カウント | フィールドに値が入力されているレコードの数を求めます。たとえば、あるフィールドに 100 個の値 (1 レコードに 1 つずつ) が保存されている場合、カウントの結果は 100 となります。 |
最小値 | フィールドの最小値、または最も古い日付、時刻、タイムスタンプを検索します。 |
最大値 | フィールドの最大値、または最も新しい日付、時刻、タイムスタンプを検索します。 |
標準偏差 | フィールド内の値がどのくらい分散しているかを計算します。このオプションでは、フィールド内の値の平均値から標準偏差が計算されます |
合計に対する比 | フィールド内のある値が全体の値の合計に占める割合を計算します。たとえば、販売員 1 人の売上合計に対する貢献度を計算します。 |
2. フィールドの一覧から集計するフィールドを選択します。
メモ 選択された集計タイプに対してフィールドタイプが無効なフィールドはグレー表示されます。
3. 必要な場合には、選択した集計タイプの集計オプションを指定します。
使用する項目 | 選択 | 目的 |
合計 | 現在の合計 | これまでに操作したレコードの値に現在のレコードの値を加算した合計を表示します。ソートされたグループごとに現在の合計を再開するには、[ソートされたグループごとに集計を再開する] を選択してフィールドの一覧からソートを再開するフィールドを選択します。 |
平均値 | 加重平均表示されるフィールドで、重み付けの値を持つフィールドを選択します。 | 他のフィールドの値を重み付けの値として使用し、特定のフィールドの平均値を求めます。 |
カウント | 現在のカウント | これまでに操作したレコードの数に現在のレコードを加算したカウントを表示します。ソートされたそれぞれのグループごとに現在のカウントを再開するには、[ソートされたグループごとに集計を再開する] を選択して、フィールドの一覧からソートを再開するフィールドを選択します。 |
標準偏差 | 母集団として | 母集団として標準偏差を算出します。 |
合計に対する比 | 小計表示されるフィールドの一覧から、レコードをグループ化するために使用するフィールドを選択します。 | 一部のレコードに基づいて計算した値の合計値に対する比を求めます。 |
4. 集計するフィールドが
繰り返しフィールドの場合、繰り返しをまとめて集計するか、または個別に集計するかを選択することができます。
フィールド内のすべての繰り返しを集計して、1 つの集計値を求めるには、[全体] を選択します。
それぞれの繰り返しを個別に計算して集計値を求めるには、[個別] を選択します。
メモ 個別の集計値を表示するには、集計フィールドを繰り返しフィールドとして書式設定する必要があります。詳細については、
繰り返しフィールドの表示の設定を参照してください。
5. [OK] をクリックします。
メモ
•集計フィールドは、レコードのグループに関連付けられています。集計フィールドの値は、レイアウトでどの位置に集計フィールドを配置されているか、対象レコードの中にいくつのレコードがあるか、およびレコードがソート済みかどうかにより異なります。
•集計フィールドのデータには、ファイル内のすべてのレコードが対象になっている場合も含めて、ブラウズ中のレコードの内容が反映されます。集計対象のフィールドの値を変更したり、対象レコードを変更すると、集計フィールドに表示される結果が再計算されます。
•[新規レイアウト/レポート] アシスタントを使用して集計フィールドを作成する場合、現在のテーブルのフィールドしか作成できません。別のテーブルの集計フィールドを作成するには、
集計フィールドの定義を参照してください。
•[合計に対する比] を選択すると、[小計] にグループフィールドを指定できます。正確な値を算出するには、ブラウズモードに切り替えたときに、指定したグループフィールドでソートする必要があります。
•標準偏差の式は n-1 で重み付けされ、通常の標準偏差の後に表示されます。
•集計フィールドのデータを手動で変更することはできませんが、コピーすることはできます。また、
GetSummary 関数を使用して集計フィールドの計算を実行することもできます。
•FileMaker Pro ファイルが ODBC データソースからのデータにアクセスする場合、
補助フィールドを使用して、外部ソースに由来するデータで動作する非保存の計算または集計の指示を定義することができます。
関連項目