直前に参照したレコードから挿入
目的
直前にアクティブだったレコードから現在のレコードまたは現在の検索条件にある指定されたフィールドにデータを貼り付けます。
参照
構文
直前に参照したレコードから挿入 [選択; <テーブル::フィールド>]
オプション
•[内容全体を選択] オプションを選択すると、フィールドの内容が置き換えられます。このオプションを選択しなかった場合、[直前に参照したレコードから挿入] スクリプトステップを実行すると、カーソルの位置またはフィールドの既存データの末尾に結果が挿入されます。
•[指定フィールドへ移動] では、貼り付け先のフィールドを指定します。
互換性
スクリプトステップを実行する場所 | サポート |
FileMaker Pro | はい |
FileMaker Server | はい |
FileMaker Go | はい |
カスタム Web 公開 | はい |
FileMaker WebDirect | はい |
Runtime ソリューション | はい |
起点
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明
このスクリプトステップを使用して、矛盾なく、自動的にデータを入力することができます。このアクティブなレコードは、テキストの貼り付けや
フィールドへ移動 スクリプトステップを使用したフィールドの移動など、FileMaker Pro での操作対象となった最後のレコードです。
メモ
•スクリプトを実行しているレイアウト上に、指定されたフィールドがない場合、[直前に参照したレコードから挿入] スクリプトステップはエラーコードを返します。このエラーコードは、
Get (最終エラー) 関数を使用して処理することができます。
•FileMaker WebDirect では、このスクリプトステップを実行する前に手動でフィールドデータを選択した場合でも、スクリプトステップは選択が行われなかった場合と同様に実行されます。FileMaker WebDirect でこのスクリプトステップを実行する前にフィールドデータを選択するには、
選択範囲を設定 スクリプトステップを使用します。
例 1
新しいレコードを作成して、表示した最後のレコードから顧客名を挿入します。
新規レコード/検索条件
直前に参照したレコードから挿入 [請求書::顧客名]
例 2
最後に表示したレコードの「顧客名」フィールドの値を
検索条件として挿入し、ユーザが変更できるように一時停止した後、検索を実行します。
検索モードに切り替え [一時停止: オフ]
直前に参照したレコードから挿入 [請求書::顧客名]
スクリプト一時停止/続行 [制限時間なし]
検索実行 [ ]
関連項目