ファイルの一貫性チェック
FileMaker Pro は、ファイルを開くときに、必要に応じてデータベースファイルの一貫性を検査します。
ファイルが壊れているかどうか疑わしい場合も、FileMaker Pro を使用して一貫性チェックを行うことができます。一貫性チェックでは、ファイルのすべてのブロックを読み取り、次のことを確認します。
•ブロックの内部構造が有効である
•ブロックがファイル内の他のブロックに正しくリンクされている
一貫性チェックでは、各ブロック内のすべてのデータを読み取ったり、ファイルのスキーマや高レベルの構造をチェックしません。これらの高レベルの検査は、[修復] コマンドによってのみ実行されます。
ファイルの一貫性チェックを実行するには、次の操作を行います。
1. [ファイル] メニュー > [修復...] を選択します。
2. [損傷したファイルを選択] ダイアログボックスで、検査するファイルを選択し、[一貫性チェック...] をクリックします。
3. [暗号化データベースを開く] のダイアログボックスが表示されたら、
暗号化パスワードを入力して、[
OK] をクリックします。
暗号化パスワードが分からない場合は、データベース管理者に確認してください。
FileMaker Pro は選択したファイルの一貫性を検査し、チェック済みのブロック数合計、処理されたブロック数合計、検出された不良ブロックの数を含むファイルのステータスの集計が表示されます。
4. ファイルの一貫性チェックのログを表示するには、[ログファイルを開く...] をクリックします。
Recover.log ファイルが、タブ区切り形式で別のウインドウで開かれます。列の左から右に、一貫性チェックが行われた日付、時刻、時間帯、ファイル名、エラー数、一貫性チェックイベントの説明が示されます。さらに詳しく検査するため、このファイルを保存したり印刷したりできます。ウインドウを閉じます。
既存の Recover.log ファイル情報には最近のデータが追加されるため、最新の一貫性チェックの結果を参照するにはファイルの最後までスクロールする必要があります。
5. [ステータス] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。
[損傷したファイルを選択] ダイアログボックスは開いたままです。一貫性チェックでファイルが損傷していることが示された場合は、修復を試みる前に、ファイルの最適化コピーを保存します (
ファイルの修復を参照してください)。一貫性チェックで損傷がないことが示された場合は、[
キャンセル] をクリックします。
メモ
•FileMaker Pro で一貫性チェックを実行中のファイルを開くのに時間がかかる場合があります。