ユーザによる強制終了を許可
目的
実行中のスクリプトをユーザが停止することを許可または禁止します。
参照
構文
ユーザによる強制終了を許可 [<オン/オフ>]
オプション
•[オン] に設定した場合、Esc キー (Windows) またはコマンド-.(ピリオド) (macOS) を押すとスクリプトを強制終了できます。
•[オフ] に設定した場合、Esc キー (Windows) またはコマンド-.(ピリオド) (macOS) を押してもスクリプトを強制終了できません。
互換性
スクリプトステップを実行する場所 | サポート |
FileMaker Pro | はい |
FileMaker Server | はい |
FileMaker Go | はい |
カスタム Web 公開 | はい |
FileMaker WebDirect | はい |
Runtime ソリューション | はい |
起点
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明
[ユーザによる強制終了を許可] スクリプトステップが影響するのは、このスクリプトステップが実行するスクリプトおよびすべての
サブスクリプトです。
デフォルトでは、Esc キー (Windows) またはコマンド-.(ピリオド) (macOS) を押すことにより、ユーザがスクリプトを停止することができます。ユーザがスクリプトを終了できないようにするには、[ユーザによる強制終了を許可] スクリプトステップを使用して、それを [オフ] に設定します。
デフォルトでは不明の (旧式または認識されない) スクリプトステップによってスクリプトが停止します。この動作を変更するには [ユーザによる強制終了を許可] スクリプトステップを次のいずれかに設定します。いずれの場合も不明のスクリプトステップによって FileMaker Pro エラー 4 (「コマンドが見つかりません」) が返されます。
•オン (デフォルト)。不明のスクリプトステップによってスクリプトを停止できます。
•オフ。不明のスクリプトステップがスキップされて、スクリプトを引き続き実行できます。
クライアントでは、サーバーサイドスクリプト、またはカスタム Web 公開で実行されるスクリプトを強制終了することはできません。これらの場合、このスクリプトステップによって、不明のスクリプトステップがスキップされるかどうかのみが決定されます。
FileMaker Go では、このスクリプトステップは、ユーザが FileMaker Go に切り替えるときに実行中のスクリプトの動作にも影響を及ぼす可能性があります。詳細については、
FileMaker Go デベロップメントガイドを参照してください。
例 1
プレビューモードで新しいウインドウの「請求書の印刷」レイアウトでレコードを表示し、スクリプトを一時停止します。[続行] をクリックすると請求書が印刷されます。または、[印刷] スクリプトステップで [ダイアログあり] オプションが [オン] であるため、[印刷] ダイアログボックスで印刷をキャンセルできます。[ユーザによる強制終了を許可] が [オフ] なので、スクリプトをキャンセルした場合は余分なウインドウは開いたままになりません。
ユーザによる強制終了を許可 [オフ]
新規ウインドウ [スタイル: フローティングドキュメント; 名前: "請求書の印刷"; 使用するレイアウト:「請求書の印刷」 (請求書)]
プレビューモードに切り替え [一時停止: オン]
印刷 [記憶する: プリンタ; ダイアログあり: オン]
ウインドウを閉じる [現在のウインドウ]
関連項目