バックアップスクリプトの例
次のスクリプトを使用すると FileMaker Pro データベースのバックアップコピーを自動的に保存することができます。
このスクリプトでは、５回目にデータベースを閉じるときにそのコピーを作成し、それ以後、５回閉じるごとに上書きしていきます。このスクリプトを動作させるには、データベースのテーブルに、「回数」フィールドというグローバルタイプのフィールドを定義する必要があります。数字のグローバルフィールドを定義しない場合は、アプリケーションを閉じるたびに別のレコードが増える場合があります。このスクリプトはバックアップが必要なすべてのファイルに定義します。
スクリプトを作成するには、次の操作を行います。
1.
[スクリプト] メニューから [スクリプトワークスペース...] を選択します。または [ファイル] メニューの [管理] サブメニューから [スクリプト...] を選択します。
2.
[スクリプトワークスペース] で 新規スクリプトボタン をクリックします。
スクリプトの作成の詳細については、スクリプトの作成と編集を参照してください。
3.
スクリプトに「バックアップ」という名前を付けて Enter キーを押します。
4.
次のスクリプトステップを入力します。
フィールド設定 [<テーブル名>::回数; <テーブル名>::回数 + 1]
If [<テーブル名>::回数 > 4]
名前を付けて保存 ["バックアップコピー.fmp12"; コピー]
フィールド設定 [<テーブル名>::回数; 0]
End if
5.
上記の作業が終了したら、スクリプト編集パネルのタブを閉じて[保存] をクリックします。
6.
スクリプトワークスペースを閉じます。
7.
[ファイル] メニューから [ファイルオプション...] を選択し、[スクリプトトリガ] タブをクリックします。
8.
[OnLastWindowClose] スクリプトトリガをクリックした後、[選択...] をクリックします。
9.
[バックアップ] スクリプトを選択します。
10.
[OK] をクリックします。
11.
ファイルを閉じます。
これらの手順が実行されると、ファイルを５回閉じるたびにバックアップを作成するスクリプトが実行されるようになります。