レコード / 検索条件 / ページへ移動
目的 
ブラウズモードでは、対象レコード内のレコードに移動します。検索モードでは、検索条件を表示します。プレビューモードでは、レポート内のページに移動します。
構文 
レコード / 検索条件 / ページへ移動 [<最初の / 最後の / 前の / 次の / 計算式で指定...>]
オプション 
[指定:] では、次のオプションから、使用するオプションを選択することができます。
 •
[最初の] オプションでは、ファイルまたは対象レコードの最初のレコードに移動するか、最初の検索条件を表示するか、またはレポートの最初のページに移動します。
 •
[最後の] オプションでは、ファイルまたは対象レコードの最後のレコードに移動するか、最後の検索条件を表示するか、またはレポートの最後のページに移動します。
 •
[前の] オプションでは、ファイルまたは対象レコードの1つ前のレコードに移動するか、1つ前の検索条件を表示するか、またはレポートの1つ前のページに移動します。対象レコードの最終レコードまで処理した時点でスクリプトを終了するには、[最後まできたら終了] を使用します。[最後まできたら終了] オプションを [Loop] スクリプトステップで使用すると、最後のレコードの処理が完了した時点でループを終了することができます。
 •
[次の] オプションでは、ファイルまたは対象レコードの次のレコードに移動するか、次の検索条件を表示するか、またはレポートの次のページに移動します。[最後まできたら終了] を使用して、対象レコードの最後のレコードの処理が完了した時点でスクリプトやループなどの制御構造を終了することができます。
 •
[計算式で指定...] オプションでは、計算式を作成して、必要なレコード番号、検索条件番号、またはページ番号を指定できます。
互換性 
 
スクリプトステップを実行する場所 
サポート 
FileMaker Pro 
はい 
FileMaker Server スクリプトスケジュール 
一部 
FileMaker Go 
はい 
カスタム Web 公開 
一部 
FileMaker WebDirect 
はい 
Runtime ソリューション 
はい 
起点 
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明 
FileMaker Server スクリプトスケジュールとカスタム Web 公開では、[計算式で指定...] オプションはサポートされていません。
例1 
検索を実行してソートし、最初のレコードに移動します。
検索実行 [記憶する]
レコードのソート [記憶する; ダイアログなし]
レコード/検索条件/ページへ移動 [最初の]
例2 
ユーザがカスタムダイアログに入力したレコード番号に移動します。
カスタムダイアログを表示 ["表示するレコード番号を入力してください。"; 請求書::レコード番号]
レコード/検索条件/ページへ移動 [請求書::レコード番号]
全レコードを表示
例3 
レコードをループして、オブジェクトフィールド内のファイルをエクスポートします。レコードに空のオブジェクトフィールドがある場合、ループを終了します。
変数を設定 [$パス; 値:Get ( ドキュメントパス ) & 製品::オブジェクト]
レコード/検索条件/ページへ移動 [最初の]
Loop
Exit Loop If [IsEmpty ( 製品::オブジェクト )]
フィールド内容のエクスポート [製品::オブジェクト; "$パス"]
レコード/検索条件/ページへ移動 [次の; 最後まできたら終了]
End Loop
関連項目 
スクリプトステップリファレンス(名前順)
スクリプトステップリファレンス(種類順)
計算式について