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レイアウトアクセス権とレコードアクセス権の関係 レイアウトアクセス権とレコードアクセス権はどちらも、ユーザがデータベースファイル内のどのデータを表示したり操作することができるかを制限しますが、これらを使用する際には、重要な違いと関係に注意する必要があります。 次の図に示すように、レイアウトアクセス権とレコードアクセス権は、何層もの保護を提供します。ユーザがデータにアクセスしようとする場合、これらの階層の1つによってデータへのアクセスを制限することができます。特定の種類のアクセス権によって他のアクセス権が無効になったり、特定の種類のアクセス権が他のアクセス権より優先されることはありません。 これらのアクセス権がすべて同時に機能して、レイアウトとデータへのアクセスを制限します。 ただし、レイアウトアクセス権で保護されるのは、個々のレイアウトと、そのレイアウトに表示されるデータだけなので、レイアウトアクセス権によるデータアクセスの保護は限定的です。レイアウトアクセス権を使用してファイル内のすべてのレイアウトへのアクセスを制限しても、次のような多くの方法でデータにアクセスすることができます。 • JDBC または ODBC によるアクセス • データにアクセスするスクリプト、計算式、および Apple events • 他のファイルからのリレーションシップによるデータの表示 重要 より完全にデータを保護するには、レコードアクセス権を使用してください。 レコードアクセス権は、特定のテーブル、レコード、またはフィールドが表示される場所やアクセスされる場所には関係なく、それらが使用されているすべての箇所へのアクセスを制限します。 次の表は、レイアウトアクセス権とレコードアクセス権の長所と欠点を示します。 アクセス権 適切な用途 欠点 レイアウトアクセス権 • レイアウトモードでのレイアウトデザインの変更を禁止する • レイアウトを表示のみにする • レイアウトを非表示にする • レイアウトに表示される基本テーブルのデータは保護されないため、さまざまな方法でアクセスされやすい レコードアクセス権 • アクセスされる場所に関係なく、テーブル、レコード、およびフィールドのデータを包括的に保護する • なし レイアウトアクセス権を使用してデータアクセスを制限する場合は、適切なレコードアクセス権も使用してデータを完全に保護してください。詳細については、レコードアクセス権の編集、およびレイアウトアクセス権の編集を参照してください。