セッション識別子の設定
ユーザの現在のセッション識別子を設定します。
オプション
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テキストまたは結果がテキストである計算式としてセッション識別子を指定します。
互換性
製品 | サポート |
FileMaker Pro | はい |
FileMaker Go | はい |
FileMaker WebDirect | はい |
FileMaker Server | はい |
FileMaker Cloud | はい |
FileMaker Data API | はい |
カスタム Web 公開 | はい |
起点バージョン
19.4.1
説明
デフォルトでは、セッション識別子は Get (ユーザ名) 関数によって返される値と同じです。このスクリプトステップを使用するとセッション識別子を変更して管理者に追加の情報を提供できます。セッション識別子は特定のホストに接続されている FileMaker クライアントごとに 1 つの値のみを取ります。この値は同じセッションで同じクライアントによって開かれた同じホスト上のカスタム App で [セッション識別子の設定] が再度実行されるまで、またはセッションが終了するまで有効です。
管理者はセッション識別子を次の方法で使用できます:
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FileMaker Server Admin Console では [データベース] ページにセッション識別子が表示されます。
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FileMaker Server のアクセスログにはこのスクリプトステップがいつセッション識別子をある値から別の値に変更したかを示すエントリが含まれています。
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FileMaker Admin API では FileMaker Server および FileMaker Cloud 上の [List Clients] 呼び出しを使用して
userName
値としてセッション識別子を返します。
Claris Server および FileMaker Server ヘルプおよび FileMaker Admin API ガイドを参照してください。
ベストプラクティス
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各ユーザが固有のアカウントでサインインした場合、アカウント名でユーザを識別できます。この場合、[セッション識別子の設定] を使用する必要はないかもしれません。
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FileMaker プラットフォームのみ: 複数のユーザが同じアカウントでサインインまたはゲストアカウントを使用する場合、アカウント名でユーザを識別することはできません。これらのユーザを識別する別の方法がある場合、上記の方法で [セッション識別子の設定] を使用して管理者がユーザの識別子を使用できるようにすることができます。
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起動スクリプト (OnFirstWindowOpen スクリプトトリガでアクティブにされたスクリプト) で [セッション識別子の設定] を実行してセッション開始時にセッション識別子が設定されるようにします。
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ホスト上に 1 つ以上のカスタム App がある場合、同じ方法を使用して各 App の起動スクリプトでセッション識別子を決定します。そうしない場合、同じユーザが異なる App を開いたときに識別子が変化する可能性があります。
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ユーザがサインアウトしてから別のユーザとして再度サインインできるスクリプトが App に含まれている場合 (たとえば、[再ログイン (FileMaker Pro のみ)] スクリプトステップを使用した場合)、スクリプトで [セッション識別子の設定] を実行してセッション識別子を更新する必要がある場合もあります。
メモ
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このスクリプトステップは Get (ユーザ名) 関数で返された値は変更しません。
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現在の App がローカルファイルの場合、このスクリプトステップは何もしません。
例 1
学生調査のために、ユーザに学生 ID の入力を求め、カスタム関数 (IsStudentIDValid) を使用して学生 ID が有効であることを確認してから、学生 ID にセッション識別子を設定します。
フィールド設定 [調査::学生 ID ; ""]
カスタムダイアログを表示 ["メッセージ: " ; "学生 ID 番号を入力してください。" ; 調査::学生 ID]
If [IsStudentIDValid (調査::学生 ID)]
セッション識別子の設定 [調査::学生 ID]
Else
カスタムダイアログを表示 ["有効な学生 ID が必要です。"]
現在のスクリプト終了 [テキスト結果: "有効な学生 ID が入力されていません。"]
End If