環境設定: 許可されたホストとプラグイン
FileMaker Pro は次の操作を試行したときに通知します:
-
暗号化された接続をサポートしていない、または SSL 証明書が検証できないホストへの接続
-
開発者の署名がないプラグインのロード
-
許可されていないホストの claris URL (Claris Pro) または fmp URL (FileMaker Pro) を使用して共有カスタム App を開く
ホストに接続する場合
通知が表示される可能性のある接続の試行の例は、FileMaker Pro または FileMaker Server で共有されているファイルを開く場合、セキュア接続を使用して電子メールを SMTP サーバーに送信する場合、特定のスクリプトステップを実行する場合などです。
このメッセージが表示された場合、次のいずれかの操作を行います:
-
ホストに常に接続するには、[常にこのホストへの接続を許可] を選択してから、[接続] をクリックします。FileMaker Pro がホストに接続し、それを ([環境設定] ダイアログボックスの) 許可された一覧に追加します。このホストでは同じエラーに対してこれ以上通知を受け取ることがなくなります。
-
ホストを許可されたホスト一覧に追加せずに接続するには、[接続] をクリックします。
-
ホストへの接続を許可するかどうか定かでない場合は、[キャンセル] をクリックしてカスタム App 開発者に確認してください。
プラグインを読み込む場合
プラグインが有効になっている場合、FileMaker Pro はプラグインのインストール後や FileMaker Pro が起動するたびにプラグインを読み込もうとします。FileMaker Pro が有効なプラグインのデジタル署名を検証できない場合、または有効なプラグインが開発者によって署名されていない場合、FileMaker Pro は開発者による作成後にプラグインが改ざんされたかどうかを確認できないことをユーザに通知します。
このメッセージが表示された場合、次のいずれかの操作を行います:
-
常にプラグインを読み込むには、[常にこのプラグインをロードする] を選択してから、[プラグインをロード] をクリックします。FileMaker Pro がプラグインを読み込んで許可された一覧に追加します。このプラグインに関する他の通知は送られません。
-
許可された一覧に追加せずにプラグインを読み込むには、[プラグインをロード] をクリックします。
-
プラグインの読み込みを許可すべきかどうかが判断できない場合は、[キャンセル] をクリックしてプラグインの開発者に確認してください。プラグインは「Extensions」フォルダの「Saved」サブフォルダに移動され、再ロードされなくなります。プラグインをロードするには、それを再びインストールするか「Extensions」フォルダに移動する必要があります。プラグインのインストールを参照してください。
claris または fmp URL を使用してカスタム App を開く場合
claris または fmp URL を使用して共有カスタム App を開く場合、Claris Pro または FileMaker Pro によりそれらの URL でカスタム App を開くことがこのホスト上で許可されていないことが通知される場合があります。これは claris URL (Claris Pro) および fmp と fmpXX URL (FileMaker Pro) のすべてに適用されます。XX はアプリケーションのメジャーバージョン番号です。
この通知を有効にするには:
-
Claris Pro: [編集] メニュー > [環境設定...] (Windows) または [Claris Pro] メニュー > [環境設定...] (macOS) を選択し、[許可] タブをクリックして、[claris URL でファイルを開く前に警告する] を選択します。
-
FileMaker Pro:[編集] メニュー > [環境設定...] (Windows) または [FileMaker Pro] メニュー > [環境設定...] (macOS) を選択し、[許可] タブをクリックして、[fmp URL でファイルを開く前に警告する] を選択します。
Claris Pro または FileMaker Pro がカスタム App を開けないという通知がある場合、次のいずれかを行います:
-
常にホストの claris URL または fmp URL でカスタム App を開くことを許可するには、[常にこのホストの claris URL を許可] (Claris Pro) または [常にこのホストの fmp URL を許可] (FileMaker Pro) を選択してから [開く] をクリックします。Claris Pro または FileMaker Pro がカスタム App を開いて許可された一覧にホストを追加します。このホストではこれ以上通知を受け取ることがなくなります。
-
ホストを許可された一覧に追加せずに URL を使用して App を開くには、[開く] をクリックします。
-
カスタム App を開くことを許可するかどうかわからない場合は、[キャンセル] をクリックしてカスタム App 開発者に確認してください。
URL を使用してファイルを開くを参照してください。
許可された一覧からホストとプラグインを取り除くには:
-
Windows: [編集] メニュー > [環境設定...] を選択します。
macOS: [FileMaker Pro] メニュー > [環境設定...] を選択します。
-
[許可] タブで、1 つ以上のホストまたはプラグインを選択してから、Backspace キーを押します。
メモ
-
FileMaker Pro は自動的に検証済みの SSL 証明書を使用したホストへの接続と署名付きプラグインのロードを許可します。これらは許可された一覧に追加されません。
-
コンピュータ上のオペレーティングシステムアカウントごとに、どのホストとプラグインを許可された一覧に追加するかをユーザが制御します。このユーザの一覧は、ユーザが開くすべての FileMaker Pro ファイルに適用されます。