Claris FileMaker 19 OData API ガイド

メモ  このドキュメントは FileMaker 19 および Claris 40 製品用で、特に指定がない限り「FileMaker」は両方を意味します。

OData (Open Data Protocol) は、標準化された方法を使用してデータのクエリーおよび更新ができるようになる業界標準の API プロトコルです。REST API クライアントが FileMaker Cloud および FileMaker Server で共有されている FileMaker データにアクセスできるようになります。OData は REST (Representational State Transfer) アーキテクチャに準拠する REST API です。OData は Excel などのサードパーティ製アプリケーションで FileMaker データにアクセスするための標準化された方法を提供するという点で ODBC (Open Database Connectivity) や JDBC (Java Database Connectivity) と似ています。OData 4.0 Protocol (英語) を参照してください。

また、OData は JSON (JavaScript Object Notation) および Atom (Atom Syndication Format) のデータを返します。JSON は軽量で人間が読み取れるため、REST API で一般的に使用されるテキスト形式です。Atom は Web リソースの作成および更新に使用する XML 形式で、JSON ではなく XML 構造化データを使用するアプリケーション用にサポートされています。

このガイドでは、次の経験があることを想定しています:

  • FileMaker Pro を使用したデータベースの作成。FileMaker Pro データベースの設計の基礎、フィールド、テーブル、リレーションシップ、およびオブジェクトの概念について理解している必要があります。Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプを参照してください。

  • FileMaker Server または FileMaker Cloud を使用したデータベースの共有。ホストの設定方法、共有データベースへのアクセスを有効にする方法、および Admin Console を使用して共有データベースを監視する方法について理解している必要があります。

    プロダクトドキュメンテーションセンターで FileMaker Cloud および FileMaker Server 製品のマニュアルを参照してください。

  • POST、GET、PATCH、および DELETE メソッドを呼び出すサーバーサイドアプリケーションまたは Web サービスでの REST API の使用。