FileMaker Cloud 1.16.0.55 リリースノート
このソフトウェアは FileMaker Cloud バージョン 1.15.2.32 をバージョン 1.16.0.55 に更新してバグを修正します。
FileMaker Cloud 1.16.0.55 は米国、カナダ、欧州、日本、およびオーストラリアで利用できます。
ソフトウェア詳細
FileMaker Cloud 1.16.0.55 の新機能
- OAuth 2.0 クライアント認証: 共有データベースファイルにアクセスするために OAuth アイデンティティプロバイダを使用して FileMaker クライアントを認証するように FileMaker Cloud を構成できます。
- PDF および印刷のサポート: FileMaker WebDirect で共有されているファイルで [印刷]、[印刷設定]、および [レコードを PDF として保存] スクリプトステップを使用できるようになりました。FileMaker スクリプトエンジンはすべての共有ファイルに対して [印刷設定] および [レコードを PDF として保存] スクリプトステップをサポートするようになりました。FileMaker Pro ヘルプを参照してください。
FileMaker Admin API は、Web サービスが FileMaker Cloud 上の管理タスクを実行できるようにするための API (Application Programming Interface) です。この REST ベースの API の詳細については、FileMaker Admin API Guide (英語) を参照してください。
FileMaker Admin API は 2018 年 9 月 27 日に期限が切れる FileMaker Cloud 1.16.0 の Trial 機能です。Trial 期間が終了するとこの機能は動作しなくなります。*
FileMaker Data API は、Web サービスが FileMaker Cloud 上のデータにアクセスできるようにするための API (Application Programming Interface) です。この REST ベースの API の詳細については、FileMaker Data API ガイドを参照してください。
FileMaker Data API は 2018 年 9 月 27 日に期限が切れる FileMaker Cloud 1.16.0 の Trial 機能です。Trial 期間が終了するとこの機能は動作しなくなります。*
- Tableau Web データコネクタ for FileMaker: Tableau Desktop との統合をサポートする FileMaker Data API です。このコネクタを使用して FileMaker データを視覚化することができます。Tableau Web データコネクタも Trial 機能です。
*製品および機能のリリースは FileMaker, Inc. の裁量により予告なく変更される場合があります。
互換性とアップグレード
- FileMaker Cloud 1.16.0.55 は FileMaker 16.0 以降のクライアントと互換性があります。
FileMaker Cloud 1.16.0.55 へのアップグレードが可能なバージョンは次のとおりです:
- FileMaker Cloud 1.15.2.32
- FileMaker Cloud 1.15.1.35
- FileMaker Cloud 1.15.0.194
- FileMaker Cloud 1.15.0.185: 正常にアップグレードするには FMUpdate001 パッチを適用する必要があります。
メモ:
- 旧バージョンからアップグレードして Login with Amazon の OAuth 認証を設定した場合、[Login with Amazon] ボタンが表示されなくなる場合があります。このボタンを復帰させるには、FileMaker Cloud Admin Console で [Configuration] > [Password and Users] に移動して、Amazon をアイデンティティプロバイダとして再度保存してください。
- FileMaker Cloud バージョン 1.15.0.185 または 1.15.0.194 からアップグレードした後は、データベースボリュームのスナップショットをアタッチまたはデタッチする前にインスタンスを更新する必要があります。
バグ修正
特定の状況で再接続中にレコードを確定するとレコードが壊れることがある問題に対応しました。
FileMaker クライアント
FileMaker Cloud にデータベースファイルをアップロードする場合:
- FileMaker Pro Advanced で、アップロードする前にファイルを暗号化してください。
- FileMaker Pro を使用していて暗号化されていないファイルをアップロードする場合は、ストレージボリュームの空き容量を確認してください。アップロードするにはファイルサイズの少なくとも 3 倍の容量が必要です。十分な容量がない場合は、FileMaker Cloud にアップロードする前に AWS ストレージのボリュームサイズをアップグレードしてください。
[サーバー上のスクリプト実行] スクリプトステップまたは FileMaker WebDirect を使用して、約 1500 のアジア言語の文字列と macOS の EOL (end-of-line) または UNIX の改行コードを含む UTF-8 エンコードの CSV または TAB ファイルがインポートされた場合、インポートされた文字列は不明な文字列になります。
文字列を期待どおりにインポートするには、次のいずれかの操作を行います:
- 各フィールド値を囲むようにダブルクォーテーションマークを挿入する
- ファイルを UTF-16 などの別のエンコードで保存する
- ファイルを FMP12、MER、または XLSX などのテキスト以外のファイル形式で保存する
FileMaker Admin API
- メッセージまたはスクリプトスケジュールを作成して、開始日の引数を秒に対して 2 桁の値で指定した場合、秒の桁は無視されます。たとえば、
2017-10-25 11:30:23
と指定された日付の結果は"2017-10-25 11:30:00"
を返します。 - close データベース呼び出しで
gracetime
引数を指定した場合、指定した引数は無視されてデフォルトの 90 秒 (接続解除のデフォルト) になります。 - cURL コマンドは open、close、pause、および resume データベース呼び出しで動作しません。この問題を解決するには、各コマンドに
-d {}
を追加します。